大阪・関西万博で屈指の人気と待ち時間を誇るのが「イタリア館」です。ここで展示されている「ファルネーゼのアトラス」等の作品群が、今年10月から来年1月まで大阪市立美術館にも展示されます。人気必至です。
「7時間待ち」万博イタリア館の至宝 閉幕後に大阪の美術館で展示へ
大阪・関西万博で人気を集めるイタリア館の主要作品の一部が、万博閉幕後も展示されることになった。10月25日に大阪市立美術館(大阪市天王寺区)で始まる特別展「天空のアトラス イタリア館の至宝」展(朝日新聞社など主催)で公開される。万博会場のイタリア館で10日午後、開催と出品作が発表された。
日本とイタリアの国交160周年を記念し、万博の文化的レガシーを継承する趣旨で企画された。天球を肩に担う巨神を表した彫像「ファルネーゼのアトラス」(2世紀)と、ルネサンス期の画家ペルジーノの代表作「正義の旗」(1496年)を展示。レオナルド・ダ・ヴィンチの「アトランティコ手稿」は同館で展示中のものとは別の2点(1478年ごろ、1480~82年ごろ)を本展のために新たに取り寄せ、日本では初公開となる。
大阪・関西万博のイタリア館は「芸術が生命を再生する」をテーマに、「ファルネーゼのアトラス」のほかカラバッジョ「キリストの埋葬」(1602~04年)などの名品を紹介し、入場予約が取りにくい人気パビリオンとなっている。
会期は10月25日から来年1月12日まで。月曜(祝日の場合は翌平日)、12月29日~1月2日休み。日時指定予約優先制で、一般1800円、高校・大学生1500円、小中学生500円。(以下省略)
https://digital.asahi.com/articles/ASTB935CWTB9UCVL02FM.html
朝日新聞は「7時間待ち」、Yahoo!版は「5時間待ち」としているのが微笑ましいです。最長で8時間待ちと聞きました。
実は先日、大阪・関西万博でイタリア館を観に行きました。数時間も並ぶのは難しかったのですが、たまたまアプリ(eventbriteサイト)から予約が取れており、待ち時間なしで入館できました。
時間を忘れてしまうように、ファルネーゼのアトラス・キリストの復活(ミケランジェロ)・キリストの埋葬(カラバッジョ)等をじっくりと眺めてきました。
公表された展示リストによると、展示される作品は「ファルネーゼのアトラス」「正義の旗」「アトランティコ手稿」です。
https://www.osaka-art-museum.jp/wordpress/wp-content/uploads/2025/10/Italia-Atlas_A4_2025.10.9-2.pdf
イタリア館では「アトランティコ手稿」はじっくり見る事ができず、動画で収めるだけでした(写真は1枚のみだったので、動画撮影を推奨された)。
特に子供と一緒に万博を訪れた方は、待ち時間が非常に長いイタリア館を断念された方は少なくないと思います。騒がしい子供と一緒では、中に入ってからも落ち着いて見るのは難しいです。
一方、展示される作品はイタリア館で展示された作品の一部です。しかも3件のみです。万博会場でじっくりご覧になった方は重複してしまいます。
万博でイタリア館へ行けなかった方には強くお勧めします。こうした作品が大阪で観覧できるのは最初で最後かもしれません。






