最近は経営管理ビザを取得した中国人が日本に移住し、特に大阪で民泊事業を営むケースが多いとの報道が続いています。
全国の95%の“特区民泊”が大阪に集中 中国人オーナーの日本移住が目的か 有識者「万博特需でこれからも増える」 家賃2.5倍が通告された東京・板橋のマンションと重なる事情
https://news.yahoo.co.jp/articles/da2276bd73b74ecdd71aee18910e42de8bfd6eb3
【急増】中国人「経営・管理ビザ」で移住増 1つのビルに49社も人影なし 日本の医療制度が目的?約4割の在日外国人が国民健康保険料未納か
https://news.yahoo.co.jp/articles/364a959939732cdb1480fcaabc78ae1ab64e16ad
【専門家解説】なぜ?大阪で中国からの移住者が急増中! 中国に比べ日本は安い?生活に余裕?中国からの逃げ出し「潤」とは?
https://news.yahoo.co.jp/articles/c063b180515c6128db06fb72fca3afb4bdd8fb90
コロナ禍がピークを過ぎた2022年頃から周辺地域で中国人と思われる表札を掲げる一戸建てが急増しており、背景事情等が気になっていました。
上記報道を耳にしてカラクリが分かった気がしましたが、それだけでは説明しきれない現象も生じています。
異変に気付いたのは、売りに出される一戸建て住宅にすぐに買い手が付く現象が続いたからでした。
以前は数ヶ月単位で売り物件が残り、同じ物件に関するチラシが何度も郵便受けに投函されていました。しかしながらここ数年は1-2か月程度、早ければ週単位や日単位で売買が成立している物件が大半を占めている様です。チラシは繰り返し投函されず、不動産情報サイトでも物件情報がすぐに取り下げられています。
売り物件の中には相場から大きく外れた金額を提示している一戸建てもありました。「この金額で一体誰が購入するのだろうか」と思っていても、いつしか売買が成立していました。
しばらくすると、そうした一戸建ての多くに真新しい表札が掲げられました。「王」「洪」「沈」「呉」「呂」など、中国名ばかりでした。そうした表札を見る度に「また・・・?」という気持ちが積み重なりました。
しかし、住宅の前を通り過ぎても誰かが生活している雰囲気は感じられません。
駐車場はほぼ常に空っぽで、玄関付近には小さなゴミが滞留しています。窓にカーテンはなく、洗濯物も干されていません。人の出入りもありません。夜に通りかかっても、部屋に明かりは灯っていません。
ただ、溜まった郵便物が郵便受けから溢れかえる光景は見ていません。極めて稀に車やバイクが停まっているのですが、数時間後や翌日には姿が消えていました。
こうした一戸建てを見た直後は「民泊?」と感じたのですが、明らかに違いました。購入目的がさっぱり分かりません。
訝しく思っていたところ、冒頭で紹介した「経営管理ビザ」「投資目的」という話を聞いて納得しました。経営管理ビザを取得する為に設立した法人の本店所在地を置く、投資目的として購入した、物置替わりに購入した、別荘的な扱いとして利用しているのでしょう。
地域住民としては不気味です。たとえ真新しい表札が掲げられていても、生活実態は「空き家」そのものです。真新しい「空き家」ばかりが増えています。
こうした「空き家」が生活圏内に少なくとも10軒以上はあります。保育園から帰宅する子供と「町探検」をしながら歩く日が多く、街の変化や違和感には簡単に気付きます。
深刻な影響が生じているのは一戸建ての売買市場です。売り手の値付けが急激に強気になっています。子育て世帯では手が届きにくい金額です。物件が回転する速度も早まっており、考える時間に余裕がありません。
外国人に対する差別意識はありません。お世話になっている保育園には外国人の子供も登園しており、本人や両親とも気軽に話をしております。
ただ、日本人とコミュニケーションが取りにくい外国人が戸建て住宅を購入しながらも居住せず、日本人の子育て世帯の住宅取得が阻害されてしまう現象は歓迎できません。
大阪市には経営管理ビザ取得者の居住実態や民泊の利用実態のみならず、国外在住外国人が所有権を得た不動産の居住実態も調査してもらいたいです。
また、中国名と思われる表札が掲げられている空き家の利用実態は未だに見えてきません。情報をお持ちの方がおられましたが、教えて頂けると嬉しいです。
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