2024年度保育所等一斉入所申込状況分析、第9回は東住吉区です

※10月末に発表された数字に基づきます。保育士等優先利用数は申込者数に含んでいます。


昨年と比較し、入所倍率が0.1倍以上増加した箇所はオレンジ、逆に0.1倍以上減少した区は水色、また入所倍率が2倍を超えた箇所は赤で表示しています。

保育所等の不足が深刻、全年齢で高倍率

東住吉区では保育所等は殆ど新設されておらず、市役所や区役所から忘れられているのかと思うほどです。ここ数年間の募集予定数はほぼ横ばいですが、申込数は微増が続いています。

東住吉区の申込数は685人(昨年より14人増)、募集数は557人(同20人減)でした。区全体の入所倍率は1.23倍にまで上昇してしまいました。大阪市内で2番目に高い数字です。

年齢別の入所倍率も徐々に上昇傾向が続いています。0歳児は0.9倍(市内3位)、1歳児は1.47倍(同2位)、3歳児は1.69倍(同3位)です。東住吉区は保育所等が全く足りていません。

年齢別に見ていきます。

0歳児は入所倍率が極端に高い保育所等はなく、ほどよく分散しています。ただ、多くの保育所等は第1希望で概ね充足してしまうので、第2希望以下は決まりにくいと考えられます。特に第2希望で倍率が高い保育所等を記入するのは要注意です。

1歳児は激戦です。入所倍率が高い保育所等が目立ちます。特にめばえ保育園(3.27倍)・新生保育園(3.2倍)・東田辺コティ保育園(3.17倍)・湯里保育園
3.75倍、優先枠3人あり)・認定こども園今川幼稚園(3.17倍)・城南学園保育園(3倍)は極めて厳しいと考えられます。

何らかの加点が無ければ、これらの保育所等へ入所するのは極めて難しいと考えられます。どの地域でも3倍を越えると無加点では難しくなります。

1歳児以上に厳しいのは3歳児です。募集人数が少ない一部の保育所等に、多くの申込が殺到しました。今川学園(10倍)・東田辺コティ保育園(6倍、優先枠あり)・湯里保育園(募集予定無し、優先枠あり)・認定こども園勝山愛和第四幼稚園(3倍)が典型例です。

湯里保育園には全年齢を合わせて4人が保育士等優先枠で申込を行っています。4人以上の保育士優先枠申込があったのは、大阪市内で9保育所しかありません。「保育士等に選ばれる保育施設」と言えます。

東住吉区は地域型保育事業は決して多くありませんが、幼稚園を母体した認定こども園は数多くあります。長時間の保育が不要であれば、幼稚園型認定こども園の1号認定+預かり保育という選択肢も考えられます。

今後の予定&運営支援のお願い

今年も各区毎の申込状況等を分析し、様々な情報等を掲載する予定です。

「○○区の情報を早く知りたい」「××保育所は昨年より入りやすいの?」等のリクエストがありましたら、記事へのコメントや問い合わせからお寄せ下さい。現在も体調不良が続いています。お時間を頂く場合がありますが、ご了承下さい。

同時に、皆様に運営支援へのご協力をお願いしています。

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