(長さ25センチのピンセット(一例)、Amazonより)

長野県の公立保育所で非常に危険な事故が起きました。一歩間違えていたら、命を失っていました。

長さ25㎝のピンセットが保育園児のまぶたに刺さり、脳から出血 園内で事故

 長野県東筑摩郡山形村は19日、村立山形保育園で12日に年長男児(6)の右まぶた付近にピンセットが刺さり、脳内から出血する事故があったと明らかにした。

 クラスで飼っているカエルに餌を与えるためのピンセットを持ったまま、園庭の滑り台を滑ったとみられるという。男児は安曇野市の県立こども病院に入院中。両親によると、会話や食事はできる状態という。

 ピンセットは長さ25センチほど。担任の保育士が持ち込み、テラスの飼育箱の下に置いていた。園によると、園児が使う際は保育士に伝える約束をしていたが、自由に持ち出せる状況だった。事故当時、園庭には園児79人と保育士17人がいたが、事故を見た職員はいなかったという。

 別の園児と本人から保育士に報告があり、園長ら5人が傷を確認。保護者に連絡し、祖母が松本市内の病院に連れて行った。検査の結果、脳内に出血があることが分かり、こども病院に搬送された。

https://news.yahoo.co.jp/articles/65d9dbee81d5307b7ff0147f804cd8b45be74fd0

事故があったのは村立山形保育園で、12日の午前11時ごろ、年長の男の子が右手にピンセットを持ったまま滑り台を腹ばいで滑り降り、着地した際、ピンセットが右目のまぶた付近に刺さったということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6cc421313753cbda530b96fbffea4eb075ef7d38

事故が起きたのは山形村立山形保育園です。山形村と聞くと長野の山奥にあるイメージですが、松本市や安曇野市等と同じ生活圏にある村です。事実上、両市のベッドタウンとして機能しているのでしょう。

子供は本当に何をするか分かりません。外遊び等で何らかのケガを完全に防ぐのは困難ですが、命に危険が及ぶような重大な事故が起きないようにいしなければなりません。

ピンセットは深く突き刺さり、脳内から出血しました。会話等は出来ていますが、刺さりどころが悪ければ命を落としていました。

ピンセットの長さは約25センチでした。こうした商品を使っていたのでしょう。

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本事故の問題点は、(1)園児が持ち出せる場所にピンセットがあった、(2)カエルのエサやりに鋭利なピンセットを用いていた、という2点です。

ピンセットを持ち込んだのは担任の保育士でした。園の備品として購入された物ではないとされています。子供は飼育している昆虫等にエサをやるのが大好きです。カエルにエサやりをしやすくする為、保育士が善意で持ち込んだのでしょう。

保育士は「使う場合は先生に伝えるように」と園児に伝えていましたが、伝えなくとも持ち出せる状態でした。事故が起きた園児が持ち出す旨を保育士に伝えていたかは不明です。

止むに止まれず危険性がある物を使用する場合は、必ず保育士等の管理監督下で使うべきでしょう。普段は保育士が管理し、使う時も保育士と一緒に使うべきです。

それ以上に疑問なのは、エサやりにピンセットを使う必要性です。Amazonで「カエルのエサ」が販売されています。

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エサは小さなペーストを固めたような形状です。ピンセットでカエルにエサをやる姿がパッケージに印刷されています。

が、先が鋭利なピンセットでなければならない理由はありません。先が丸みを帯びているものやゴム製の先端でも、エサをやるには十分です。

一方で園児本人の行動にも触れざるを得ません。保育士に無断でピンセットを持ち出し(許諾を得た旨の報道が無い)、あろう事かそれを持ったまま腹ばいになって滑り台で遊んでいました。しかも半年後に小学校へ入学する年長児です。

もしも他の園児にケガを負わせていたら、更に大きな問題となっていました。

こうした園児の性格や特性は、保育園や保育士は把握していた筈です。であれば、尚更ピンセット等の管理には注意すべきでした。