台風7号の襲来により、お盆の予定が大幅に狂ってしまいました。高い確率で15日に紀伊半島に上陸し、近畿を縦断する見通しです。近畿と東海地方との交通が分断されそうです。

子供達の夏休みも残り少なくなってきました。親としては早く終わり、2学期が始まって欲しい気持ちばかりです。

子供達はそれぞれに夏休みを楽しんでいます。外へ遊びに連れて行きたいのですが、猛暑や疲労で思う様に動けません。子供だけで遊びに行かせるのも不安です。もう少し涼しくなってから遊びに行くとして、今は「夏休みの宿題をやっておきなさい」と連呼中です。

小学生の夏休みの宿題はバラエティに富んでいます。各教科毎のプリントやドリル(合計50ページほど)に加え、読書感想文・絵画・自由研究・日記等と盛りだくさんです。

親を悩ませるのは後者です。子供1人で作成するのは難しく、何らかの形で親の関与が必要です。学校には「親が関与する必要がある夏休みの宿題は極力減らして欲しい」とお願いしていますが、思う様にはいきません。せめて学校で読書感想文の書き方ぐらいは指導して欲しいです。

子供は絵画は描き終えた様子ですが、読書感想文はまだ途中です。自由研究は全く手が付いていません。今年は極力手伝わず(手伝えるだけの時間と気力がないのが実情)、見守るつもりです。

小学生と同じく、中学生にも夏休みの宿題はあります。担任の先生が各科目を横断的に判断して宿題を決定する小学校とは異なり、中学校の夏休みの宿題は各教科の先生がそれぞれ決定しているそうです(個人懇談で担任の先生に確認)。

その為、各教科で分量に大きな違いがあります。配布された問題プリントが多かったのは、英語と国語でした。それぞれ30ページ前後あります。英語は単語、国語は漢字を覚えさえるページが多い印象です。子供は「多い!」と嘆いていました。

中間的な分量だったのは数学と社会でした。20ページほどありました。極端に少なかったのは理科でした。6ページしかありません。各教科の先生が考えた結果でしょうが、分量の違いに釈然としません。

これ以外にも音楽・美術・技術家庭からも若干の宿題(1学期の宿題)が出ています。小学校の様に読書感想文等がありません。親が宿題を手伝う必要がありません。提出期限直前に慌てる事が無いよう、スケジュール管理だけは行う必要があると感じました。

繰り返しとなりますが、中学校からの夏休みの宿題は各教科間で調整が取れていません。つまり学年・学校としての方針が全くありません。他の中学校も同じ状況なのでしょうか。

ただ、各教科の宿題を合計すると、当初想定していたほどのボリューム程はありませんでした。1学期の学校での学習量と比べると少なめです。読書感想文等がない事を踏まえると、負担感は小学生と大きな違いはありません。

が、中学生の宿題は思う様に進みません。夏休み中の中学生は小学生と違った生活を過ごしています。「部活動」と「塾の夏期講習」です。

世間は熱中症に対する警戒感が最高潮に高まっていますが、少なくともお世話になっている中学校で部活動を中止する動きは皆無です。子供が加入している運動部は基より、他部でも聞きません。

夏休みは各部の大会が行われる時期です。大会が目前にあるのに練習しないわけにはいきません。それに加え、大阪では今夏の様な暑さが既に日常茶飯事と化しています。熱中症警戒アラートに基づいて部活動を中止したら、夏の部活動は何も出来ないという判断があります(こうした判断の是非は大阪市会で議論してもらいたいです)。

子供は部活動で疲れて帰ってきます。身体を冷やして休み、食事を摂るのが最優先です。帰宅後数時間は勉強するのは難しいのが実情です。

また、塾の夏期講習もあります。日によって若干のバラツキはありますが、講習は夕方や夜に行われています。もっと早い時間は小学生や受験生(中学3年生)の講習を行っているそうです。

塾からは夏期講習の予習や宿題も課せられています。それなりのボリュームがあります。学校の授業よりやや難しい内容を扱っている事もあり、分からない問題を私に訊ねる事も多いです。学生時代に戻ったつもりで解いています。

中学生の夏休み生活で最優先なのは部活動、次いで塾の夏期講習、その後に学校の宿題や秋の英検対策となっています。学校の宿題だけなら時間を持て余してしまいそうですが、反対に宿題を進める時間を確保するのが難しいのが実情です。

予定が急遽変わってしまったお盆は、部活動も夏期講習もありません。学校の宿題を進めるタイミングはここしかありません。子供には「お盆の内に学校の宿題を粗方終わらせるように」と伝えています。夏休み明けには学校の課題テストも控えています。

中学生の夏休みは「学校の宿題だけなら時間を持て余す、宿題+部活動で適度な負荷、宿題+部活動+夏期講習は重い負荷」だと感じています。