大阪市立学校データベースを1年半ぶりに更新しました(遅くなりました)。今回は小学校のみを更新しています。主な更新点は下記の通りです。

・2022年5月時点(1年前の数字です)の児童数に更新
・2022年度全国学力・学習状況調査(学力テスト)の結果を追記
・大卒率を更新(2020年国勢調査に基づく)
・平均所得を更新(平成30年住宅・土地統計調査及び2020年国勢調査に基づく)

学力テストにおける大阪市の平均点は依然として全国平均を大きく下回っていますが、その差は少しずつ縮小しています。

大阪市で特徴的なのは、学校毎の差の大きさです。平均点を大きく上回る学校もあれば、大きく下回っている学校もあります。

大きな要因の一つは世帯所得と保護者の大卒率です。世帯所得が高ければ様々な教育サービス等を利用しやすく、保護者が大卒ならば家庭で勉強を教えやすくなります。詳しくはこちらの投稿にて記載しています。

【ニュース】「子どもを大学へ」親の期待にも収入・学歴(家庭の社会的経済的背景)が影響

一方で先生は学校毎の差は殆どないと感じています。数年単位の異動を繰り返すので、特定の学校に優れた(もしくは劣った)教員が集中する事はないと考えられます。

但し、学区の様々な要素によって影響された、雰囲気の違いはあります。会社員か自営業者が多い地域か、持ち家かマンションか市営住宅が多い地域か、都心部か住宅街か郊外か、PTA役員は父親主体か母親主体か、連合町会の考え方等、様々な要素に影響されます。

学力テストの点数は学校の一要素に過ぎません。より参考とすべきなのは、学校見学や口コミ情報です。

どの学校へ進学すべきか判断が付かない時は、居住学区にある学校へ進学するのを強くお勧めしています。隣接学区の学校へ進学した場合、居住学区における情報が入手しづらく、進学先学区の情報は居住学区における生活と直結しない物も多いです。