大阪・関西万博の入場料は「大人8000円、中高生4400円、4歳~小学生2600円、65歳以上6800円」となる見通しです。

2025年の大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会(万博協会)が、入場券(普通券)の価格を税込み8千円とする方向で検討していることがわかった。入場券収入で賄う万博の運営費が、人件費や物価の上昇などで当初の1・5倍に増えると見込み、昨年前半に検討していた6千円から引き上げる。

6月半ばの理事会にはかり、国の了承を得て決めるため、価格は変わる可能性がある。11月30日に販売を始める予定だ。

8千円は、「大人」(18歳以上65歳未満)の当日券を開幕後に買う場合の価格。このほか万博協会の案では、「中人」(12歳以上18歳未満)4400円、「小人」(4歳以上12歳未満)2600円、「シニア」(65歳以上)6800円など。前売り券を1~2割引きにして購入を促し、早めに収入を確保したい考えだ。

当初の想定よりも価格を上げるのは、運営費が増えると見込んでいるためだ。万博協会はこれまで約800億円としてきたが、1200億円程度に膨らむとみている。足元と今後の物価上昇を織り込むほか、韓国で昨秋起きた雑踏事故を受け、警備員や案内役を増やすなど混雑対策を手厚くする。来場者数は2820万人を想定している。

万博の入場料では最も高い。1970年の大阪は800円、2005年の愛知は4600円。15年のミラノ(約5千円)や21~22年のドバイ(約3千円)も上回る。一方で東京ディズニーリゾートやユニバーサル・スタジオ・ジャパンといった人気テーマパークの変動価格と同程度か下回る設定だ。(以下省略)

https://digital.asahi.com/articles/ASR4V6VTZR4GPLFA002.html

事情は理解できますが、とにかく「高い」です。気軽に行ける金額ではありません。

記事にある通り、まさしくテーマパーク並みです。関西を中心とした主要テーマパークの入場料は下記の通りです。

テーマパークシニア大人中高生子供
大阪・関西万博(予定)6800円8000円4400円2600円
ユニバーサルスタジオジャパン(USJ)7700円~8600円8600円~9500円5600円~6200円
東京ディズニーランド(TDL)7900円~9400円6600円~7800円4700円~5600円
レゴランド4500円~7400円3300円~4800円
アドベンチャーワールド4800円5300円4300円3300円
ひらかたパーク4800円2700円(2歳~未就学児) / 3800円(小学生)

例えば両親・小学生・2歳児の4人家族で行く場合は21200円、両親・中学生・小学生・5歳児の5人家族で行く場合は25600円となります。ここに交通費・飲食代(恐らく高い)・お土産等が加わります。少なく見積もっても3万円です。

若干ながら良心的だと感じたのは、高校生以下の料金です。USJやTDLと比べて半額程度です。未成年の料金を抑えた代わりに、大人の料金が相対的に高くなりました。

まだ2年先の事ですが、恐らく我が家は1度は行くと思います。私自身は万博に行った事がないのと、大阪・関西万博が数十年後になっても「(良い意味でも悪い意味でも)あの時はこうだった」と語り継がれるに違いないからです。

報道によると前売り料金は若干安くなる見通しです。報道はされていませんが、複数回も入場できるチケットや入場期間を絞ったチケット(6月まで等)が発売されるかもしれません。大阪・関西住民に限定した割引チケットも考えられます。

また、恐らくは子供は社会見学として学校単位で見に行く機会があるでしょう。団体行動なので駆け足での入場になると思います。見逃した箇所を家族でじっくりと見れれば、と考えています。