以前に「電動アシスト付大型ベビーカーは軽車両とされ、歩道を通行できない」とする記事をお伝えしました。

電動アシスト付大型ベビーカーは小児用の車?人力車?軽車両?

保育士の負担を軽減する観点から、警察庁が規制緩和を検討している事が明らかになりました。

大型ベビーカー、電動容認を検討 歩道通行、保育士負担減で警察庁
2018年5月1日 午後6時15分

電動アシスト付きベビーカーのうち、現行では歩道の通行が認められていない保育施設向けの6人用など大型タイプについて、歩道でも使用できるよう、警察庁が規制緩和を検討していることが1日、同庁などへの取材で分かった。普及すれば保育士の負担軽減が期待されるほか、自動ブレーキ機能で坂道などではより安全性が向上する可能性もある。
電動付きではない大型タイプは、保育園などで「お散歩カー」と呼ばれて利用が広がっているが、重量が80キロを超えることもあるとされる。電動付きも普及することで、保育士の体力的な負担が減って子どもの見守りに集中でき、事故予防につながる可能性もある。

http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/324893

「業務用大型ベビーカー 電動アシストスワニーSSA」か

代表的な電動アシスト付ベビーカーは「業務用大型ベビーカー 電動アシストスワニーSSA オープンタイプ 4~6人乗り」です。

4人用の大型おさんぽ車
幼稚園・保育所など幼児を乗せる、4人用の大型お散歩カー。小回りが効く中央大型車輪タイプ。
電源ON/OFFスイッチだけの簡単操作で、前進・後退・ブレーキ・方向転換・のすべてを自動で走行のアシストします。
また、坂道などで手を離しても、自動でブレーキがかかる安全装置付。

完成寸法 奥行106cm×幅78cm×高102cm
ゲージ内寸法 奥行90cm×幅57cm×深さ38cm
重量 27kg
耐荷重 43kg
充電 家庭用100V電源で充電可能
家庭用電源のフル充電で、約5時間・20km程度の走行が可能。

http://akachantown.com/shopdetail/008018000021/(ページ削除済みなのでキャッシュより)

具体的には道路交通法施行規則第1条の4を改正すし、「駆動補助機付乳母車」に関する新たな統一基準を公表するのではないでしょうか。

車体の大きさは、次に掲げる長さ、幅及び高さを超えないこと。
長さ 百二十センチメートル
幅 七十センチメートル
高さ 百九センチメートル

車体の構造は、次に掲げるものであること。
原動機として、電動機を用いること。
六キロメートル毎時を超える速度を出すことができないこと。
歩行者に危害を及ぼすおそれがある鋭利な突出部がないこと。
自動車又は原動機付自転車と外観を通じて明確に識別することができること。

道路交通法施行規則第1条の4

駆動補助機付乳母車のうち次に掲げる要件を備えたものについては、法第2条第3項第1号にいう「小児用の車」として取り扱うこととする。

(1)車体の大きさが次に掲げる長さ、幅及び高さを超えないこと
長さ120センチメートル幅70センチメートル高さ109センチメートル
(2)原動機を用いない乳母車と同様の使い方を想定したものであり、かつ乳児等を載せるための機能を有するもの
(3)原動機として、電動機を用いること
(4)最高速度が6キロメートル毎時を超えないこと
(5)鋭利な突出物がないこと
(6)ハンドル等から手を離した際には原動機が停止すること

https://www.npa.go.jp/pdc/notification/koutuu/kouki/kouki20150127.pdf

早く改正され、少しでも仕事が楽になると良いですね。