今年も今日を含めて残り2日となりました。大阪市内の百貨店はとても混み合い、コロナ禍を忘れてしまう程の賑わいでした。

当然ながらエレベーターは大混雑していました。ベビーカーでエレベーターに乗れないのは死活問題です。議論を呼んでいます。

優先エレベーターのマナーめぐる投稿が議論 「我がもの顔の健常者多すぎ」と厳しい声も

 今年のクリスマスは曜日に恵まれ、各地のデパートや商業施設は多くの人でにぎわいを見せた。そんな中、ベビーカーを押す親が優先エレベーターにいつまでも乗れない事案が発生。中には「20分以上待ったわ…」との投稿もあり、波紋を呼んでいる。

「いつまでも乗れないエレベーター」「一応優先なんだよね」。クリスマスが終わった26日、ネット上のママアカウントの間ではベビーカーを巡るエレベーター問題に関するつぶやきが多く見られた。

 発端となったのはクリスマス商戦真っただ中の21日、SNS上に上がったこのツイートだった。

「銀座三越の優先エレベーター、全然優先順位低そうな人達で占められててベビーカー一生乗れない…」

 投稿者は続けて「結局20分以上待ったわ…届け、CS(カスタマーサービス)担当の方に」と説明し、乗りたくても乗れない状況にあったことを訴えた。新館10階から降りるときで、優先だけでも4本見送ったという。高齢者や妊婦らも並んでいたとしている。投稿には、銀座三越に限らず、各デパートや商業施設で同様の経験をした親からの共感コメントが相次いだ。

 優先エレベーターは車いす利用者や高齢者、妊婦らとともに、ベビーカー利用の親子連れも優先して乗ることができるのがルールだ。しかし、混雑時では一見してそうでない人たちでエレベーター内が占められることがある。デパート側の不備というより、客のモラルの問題として受け止められ、「優先エレベーターに我がもの顔で乗ってる健常者が多すぎ」と厳しい指摘が上がった。注意喚起が複数箇所に大きく見えるように記されている銀座三越の優先エレベーターの写真をわざわざ投稿するツイートもあった。(以下省略)

https://news.yahoo.co.jp/articles/ae080d4f96987d80918c349259b665904afe8fef

同じ様な場面には何度も遭遇しました。最も乗りにくいのは、上記記事と同じく百貨店のエレベーターですね。高層ビルなのでエレベーターが上下移動する距離が長く、特に週末等は客数に対するエレベーター数が足りていません。

特に乗りにくいのは途中階からです。例えば2階から上層階へ向かう場合、既に地下階や1階から乗っている客で溢れかえっている事もしばしばです。

次のエレベーターに乗れるのであれば問題は大きくありません。1台程度なら待ちます。しかしながら、週末等はどのエレベーターも人でぎっしりです。

優先エレベーターを設けている百貨店も多いのですが、効果はさほどないと感じています。健常者は優先エレベーターでも空いていたら乗っています。

問題は、エレベーターをベビーカーや車いすの客がエレベーターを待っているにも関わらず、エレベーター内の乗車客が降りる気配が全くない事です。これは優先エレベーターでも同じです。

ただ、降りる気配がないのにも事情があります。エレベーター外でベビーカーや車いすが待っている事に気づけないのです。満員近いエレベーターでは、戸外の様子が分かりません。また、誰かが気付いても、他の方の間を分け入ってエレベーターから降りるのも容易ではありません。

こうした場面に遭遇した場合、私の対応は決まっています。「ベビーカーを乗せて貰えませんか?」と声を出します。例外なく数人の方に降りて頂け、無事に乗ることが出来ています。

優先エレベーターでもそれ以外のエレベーターでも声を出しています。そもそもエレベーターはエスカレーターや階段等を使えない客が優先です。

本来は声出しせずに乗れるのが一番ですが、今は未だ過渡期です。エレベーターに乗れなくて困っている方は、勇気を出して「乗せてもらえませんか?」と声を出して下さい。