平成27年度予算案が市会で議決された場合という限定付きですが、平成28年4月1日までの開所を目指して平成27年度中に公募を行う認可保育所・小規模保育の募集区が公表されました。
保育所は11箇所、小規模保育は21箇所、合わせて32箇所の公募を予定しています。

公募予定一覧

区名認可保育所小規模保育事業所(A型)
北区2か所1か所
都島区1か所1か所
福島区1か所1か所
此花区1か所1か所
中央区2か所1か所
西区1か所1か所
港区1か所
天王寺区1か所
浪速区1か所
西淀川区1か所
淀川区1か所1か所
東淀川区1か所
旭区1か所
城東区2か所
鶴見区1か所2か所
阿倍野区1か所
住之江区1か所
住吉区1か所
平野区1か所
西成区1か所
11か所21か所
9区19区
※但し、現時点での予定であり、今後変更となる場合があります。

http://www.city.osaka.lg.jp/kodomo/page/0000298283.html

待機児童問題が深刻な区では認可保育所を、それと重複する形で大半の区で小規模保育事業所を新たに設置する予定です。
特に保育所へ著しく入所しにくい北区・中央区では保育所2箇所・小規模保育1箇所の計3箇所の新設が予定されています。

区内のどういった地域に新設されるかは審査結果の発表まで分かりません。
これまでの傾向から、区内でも保育所へより入所しにくい地域に重点を置いて公募手続が行われると思います。

これによって増加する入所定員はおよそ1200人~1300人程度となるでしょう。
大きなインパクトです。

一方、市内中心部へのファミリー層の流入や保育所志向の高まりは来年度以降も続くでしょう。
保育所を新設し続けても待機児童の解消は見えてきません。
また、更なる新設では限界費用の逓増が見込まれ(S地域への賃料補助の増加等)、保育料の増加圧力となる可能性があるでしょう。

保育所等へ入所出来なくて困っている方やこれから出産を迎える方にとって、新設は嬉しい話です。
一方、解消するメドが見えてこない難しい問題です。