(追記)
彦根の現状を追記しました。こんな彦根は見た事がありません。

一部の保育所は臨時休業したそうです。保育士が出勤できません。

「保育園も休園でびっくり」滋賀で史上1位の降雪
https://news.yahoo.co.jp/articles/800ab0c8393eaec711a1d0921cca7f2b2a9bcfa9

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大変な大雪です。

気象庁によると滋賀県彦根市の12月27日午前9時時点での積雪深は71センチ、12月の極地を更新しました(過去最深は1918年の93センチ)。

さきほど見たライブカメラ映像では、国道8号線にて大型トラックが立ち往生する姿が映し出されていました。時間差がある映像を見ても、同じトラックが横たわっています。


(8時20分頃)


(9時20分頃)

http://www.seishiga.kkr.mlit.go.jp/shiga/pic/C00075.jpg

NHKニュースでも報じています。

滋賀 彦根 国道8号で2キロ以上の立ち往生 米原市でも発生

27日未明、滋賀県彦根市の国道8号線で、大型トラックが雪でスリップして走行できなくなり、現場付近では、2キロ以上にわたって多くの車が立往生しています。

滋賀国道事務所によりますと、27日午前3時半ごろ、彦根市東沼波町の国道8号線の上り線で、大型トラックが雪でスリップして走行できなくなりました。

この影響で、上り線は、トラックを先頭に、後続の車が2キロ以上にわたって立往生しているということです。

現場では、上り車線にすき間なく車の列が続いていて、ドライバーは、エンジンをかけたまま、その場にとどまらざるを得ない状況が続いています。

滋賀国道事務所では、トラックを移動させるための工作車と除雪車を向かわせているということですがまだ到着しておらず、現時点で、立往生が解消する見通しは立っていません。

警察によりますと、国道8号線では、彦根市に隣接する米原市でも車の立往生が発生していて、彦根市の現場から車の列が続いているおそれもあるということで、警察が状況の確認を進めています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211227/k10013405421000.html

国道8号線は関西と北陸地方を結ぶ、主要な幹線道路です。「北国街道」とも呼ばれます。

新名神高速道路や北陸自動車道は26日夕方という少し早い段階から通行止めを行いました。多くの車両が国道等に流れ込み、そこへ記録的な大雪が直撃しました。

大阪在住だと滋賀県はよく雪が降るイメージはあります。ただ、多くは米原より北側というイメージです(木之本や余呉)。彦根でこれだけの積雪があったのは全く記憶にありません。

日常生活にも重大な影響が出ているでしょう。滋賀県在住の知人は「仕事が無くなった」と話しています。

開所できない保育所も少なくなかったと思います。多くの保育士が出勤できません。同様に出勤できない保護者も多いでしょう。こうした緊急時はエッセンシャルワーカーの子弟の保育に限定するという取り決めも一案です。

学校はすんでの所で冬休みが始まっていました。2学期の最中だったら、更に混乱が広がっています。

高速道路も広域にわたって通行止めが行われています。27日8時時点では、名神高速・新名神高速・伊勢湾岸道が通行止めです。東西の行き来が出来なくなっています。

https://www.c-nexco.co.jp/images/urgency/805/f72daad1ead2a0288c09f09ea9283269.pdf

鉄道も大打撃を受けています。JR西日本琵琶湖線は野洲~近江塩原で運転見合わせとなっています。

https://trafficinfo.westjr.co.jp/kinki.html

大阪周辺の新快速電車も通常時の半分程度しか運行されていません。仕事納め間際の年の瀬に甚大な影響です。こんな日は在宅勤務等が出来れば良いのですが、臨機応変に対応出来るのは一部に限られているでしょう。

昨晩23時頃の河瀬駅(彦根市)は酷い積雪でした。除雪が追いついていなかったのでしょう。目視で70センチほどの積雪があり、ドアからホームへ降りられません。

東海道新幹線も大幅に遅延しています。豊橋駅~新大阪駅間は雪の影響により速度を落として運行されています。米原駅の前後駅で雪落としを行う為、更に時間が掛かっています。

東京駅から新大阪駅に到着する新幹線は、50分~80分ほど遅延しています。

https://traininfo.jr-central.co.jp/shinkansen/pc/ja/ti09.html

米原駅は大雪です。これだけの積雪の中、新幹線が動くのが不思議なぐらいです。

小さな子供を連れて帰省している最中に大幅に遅延すると、本当に疲弊しています。まだ動いているから安心できますが、途中で止まってしまうと不安しかありません。

近畿地方では今後も大雪に対する警戒が必要です。気象庁が強く注意を喚起しています。

近畿地方では、27日夜遅くにかけて大雪に一層の警戒をしてください。普段雪の少ない近畿中部の平地でも積雪となり、交通障害の発生するおそれがあります。また、近畿北部では、27日夜遅くにかけて高波に十分注意してください。竜巻などの激しい突風や落雷にも注意してください。

 西日本の上空約1500メートルには、氷点下12度以下の寒気が流れ込んでおり、強い冬型の気圧配置となっています。27日は強い冬型の気圧配置が続く見込みです。また、大気の状態が非常に不安定となっているため、局地的に雷雲が発達するでしょう。

 近畿地方では、27日夜遅くにかけて、北部を中心に断続的に降雪が強まるため大雪に一層の警戒が必要です。

 近畿北部では24時間降雪量が観測史上1位の値を更新するなど記録的な大雪となっている所があります。積雪が多くなっている近畿北部では、警報級の降雪が続くため、重大な交通障害の発生するおそれがあります。不要不急の外出を控えてください。普段雪の少ない近畿中部の平地でも積雪となり、交通障害の発生するおそれがあります。(以下省略)

https://www.jma.go.jp/bosai/information/#area_type=centers&info_id=20211226203027_0_VPCJ50_010600&format=text&area_code=010600

帰省は29日から本格化するでしょう。少なくとも積雪は殆ど融けていません。更に大雪が降り積もっている可能性が強いです。

不幸中の幸いか、私は帰省での移動中に交通規制・交通障害等に巻き込まれた事はありません。事故等は予測できませんが、渋滞や気象急変による通行止め・運行取りやめ等は予想できます。

特に子供が小さい時期は、出先で立ち往生してしまうと深刻です。今年はオミクロン株の流行も危惧されています。年末年始の帰省は慎重にご判断下さい。