「またか」と呟いてしまう事件です。父親が生後1か月の長女を殴り、死なせた疑いで逮捕されました。

 生後1カ月の長女の頭を殴って死亡させたとして、鹿児島県警は17日、同県肝付町新富の会社員、中島夏輝(なつき)容疑者(23)を傷害致死の疑いで逮捕した。「家庭内のことでストレスがたまっていた。泣きやまなかったので殴った」と容疑を認めているという。

 鹿屋署によると、中島容疑者は昨年2月26日午後7~9時ごろ、当時住んでいた同県鹿屋市内の集合住宅の一室で、生後1カ月の長女心絆(ここな)ちゃんの額を拳で殴り、頭蓋骨(ずがいこつ)骨折や脳出血などのけがを負わせ、死亡させた疑いがある。

 中島容疑者は心絆ちゃんを殴った後、自ら「子どもが息をしていない」と119番通報。救急隊が駆けつけたところ、心絆ちゃんは心肺停止の状態で、搬送先の病院で翌27日に死亡が確認された。病院から鹿屋署に「生後1カ月の女の子が心肺停止の状態。虐待の疑いがある」と情報提供があり、署が捜査していた。

 中島容疑者は妻と子ども4人の6人暮らし。当時、自宅には中島容疑者と心絆ちゃん、別の子ども1人がおり、妻とほかの子どもは外出していたという。

https://digital.asahi.com/articles/ASPCL0DQRPCKTLTB00F.html

昨年2月26日と言えば新型コロナウイルスの感染者が急激に増えている時期でした。大阪市の松井市長が「2月29日は臨時休校に」と発表したのもこの日でした。

生後1か月は本当に大変な時期です。朝から朝までずっと子供に寄り添っていた記憶があります。当時の記憶が飛んでしまっています。

虐待による死亡は生後0か月~2か月が大半を占めています。この時期の育児の大変さを物語っています。

https://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/dv37/dl/7-6.pdf

容疑者には当時4人の子供がいたそうです。23歳と言えば遊びたい盛りです。コロナ禍も重なって外へ遊びに行けず、家庭内の事でストレスが溜まるのは理解できます。

小さな小さな子供が泣き止まなかったら、更に強いストレスが掛かるでしょう。泣く度にオムツを交換し、粉ミルクを作るのは大変です。

しかしながら、殴ってケガをさせるのが許される筈がありません。

事件から1年半以上も掛けてじっくりと捜査し、外堀を固め、満を持しての逮捕をなりました。容疑者本人は逮捕容疑を認めています。

容疑者の氏名で検索したところ、本人の名前・居住地が一致するフェイスブックアカウントがありました。


https://www.facebook.com/profile.php?id=100043159614104

「鹿屋市在住・独身」と記されているのが引っかかります。子供を窺わせる記述や写真はありません。

過度の育児ストレスが掛かった時に、どうやってストレスを解消して落ち着きを取り戻すかは重要です。

私はどうしても我慢できなくなった時、ヘッドホンを付けて大音量で音楽を流しました。泣き声が聞こえてこなければ、心を休められました。