生後5か月の次男に重傷を負わせた疑いで、父親の荒田佑大容疑者が逮捕されました。次男は意識が無く、回復する見込みはないそうです。父親は3年前にも当時生後7か月の長男にボールを投げつけたとして、暴行容疑で逮捕・起訴されています。
当時生後５カ月の次男（１）に暴行し、頭に重傷を負わせたとして、大阪府警捜査１課は１１日、傷害の疑いで、父親の職業不詳、荒田佑大容疑者（２６）＝兵庫県加古川市神野町石守＝を逮捕した。次男は大阪府内の病院に入院中だが、意識不明で回復の見込みはないという。府警は日常的に虐待していた疑いがあるとみて調べている。
荒田容疑者は「全て黙秘で」と供述している。
逮捕容疑は、令和３年１２月４日午前、当時住んでいた同府泉大津市内の集合住宅の一室で、次男の額に噛（か）みついたほか、同日ごろ、頭部に何らかの方法で強い衝撃を与え、硬膜下血腫や低酸素脳症など重篤な症状に至らせたとしている。
府警によると当時、荒田容疑者は妻と長男、次男の４人暮らし。荒田容疑者は次男の容体が急変した後に１１９番し、医師に「心臓マッサージをするとき、あわてて床に下ろして頭をぶつけてしまった」などと説明していたという。
府警は児童相談所から連絡を受けて把握。荒田容疑者は、令和３年の府警の任意の調べに次男の額の傷について「自分が噛んだ」と説明。複数の医師から、強い揺さぶりなど虐待による頭部外傷の疑いとする所見が出されていた。
府警によると、荒田容疑者は令和元年１２月に泉大津市内の自宅で、当時生後７カ月の長男の顔にボールを６回投げつけたとする暴行容疑などで逮捕、起訴されている。荒田容疑者の携帯電話には長男に暴行をする様子が記録されており、府警は日常的に虐待を繰り返したとみて調べていた。
https://www.sankei.com/article/20230111-LAMMJ6G7VNPZZJHE7OQKQ5DGKU/
本人の物と思われるフェイスブックによると、荒田佑大容疑者は奄美市出身だそうです。兵庫県内に移り住み、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン（USJ）で働いていた旨も記載しています。
慌てて降ろした際にぶつけてしまったケガか、それとも何度も執拗に繰り返して付いたケガかは、専門家が見たら即座に区別が付きます。稚拙な言い訳は通じませんでした。
生後5か月の乳児の額に噛みつくとは異常です。仮に容体が急変しなくても、6か月健診で傷跡等を指摘された筈です（健診に連れて行かない可能性が高そうですが）。
容疑者は既に長男への暴行容疑で逮捕・起訴されています。2人の子供に虐待を繰り返していた可能性が濃厚です。
ただ、次男への傷害容疑による逮捕には時間が掛かりました。頭に重傷を負わせて重篤な症状に陥らせたのは1年以上前の出来事です。慎重に捜査を進めたのか、事件処理に時間が掛かってしまったのかは不明です。
次男は1年以上も入院しており、回復する見込みはありません。逮捕容疑は傷害ですが、（殺意はないとしても）殺人にしか感じられません。
