子供の世界にも「東京一極集中」が発生しています。

教育移住、新たな呼び水 都市との距離逆手にPR
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC155840V10C21A9000000/

この記事は離島にある一部自治体が都市部からの留学生を募り、年少人口が増加している事を指摘した物です。

溜息をついたのは、10年間の年少人口増減率(都道府県別)です。10年間で年少人口が増えたのは東京都のみ、沖縄県と福岡県が微減、それ以外は概ね10%~20%ほど減少していました。

大阪ですら19位の-12.1%、京都は-11.7%、兵庫は-12.3%でした。最下位の秋田県に至っては-24.5%です。たった10年間で1/4の子供が消滅するという異常事態です。

日本全国で急激に少子化が進むと同時に、親世代が東京に集中している事を物語っています。今は子供10人に1人が東京在住となっています。

親世代が東京に集中する気持ちは理解できます。私も学生時代の友人知人の多くは東京に住んで子育てしています(もしくは転勤で地方に)。魅力的な雇用先があまりに東京に集中しています。

お世話になっている小学校でも、新入生が年々減少しています。これまでの様な児童数を前提とした行事や活動等が行いにくくなっています。

今後も少子化は進む一方です。2022年の出生数は遂に80万人を割り込みそうです。社会は否が応でも変わっていきます。変わらざるを得ません。