今日は新たに大阪市立4学校園で臨時休業を行うと発表しました。

https://www.city.osaka.lg.jp/kyoiku/page/0000509375.html

NHK関西のローカル番組が、学校の臨時休業問題を取り上げました。

かんさい熱視線「新型コロナ第5波 医療・教育 最前線でいま何が?」
https://www4.nhk.or.jp/P2852/x/2021-09-11/21/55186/8207186/

この番組によると、2学期で約半分の大阪市立小中学校が臨時休業を行ったそうです。著しい割合です。

番組で取材されたのは大阪市立佃中学校です。

同校は2学期開始直後に1週間の臨時休業を行い、再開した直後に再び臨時休業を行いました。

少なくとも1週間(29コマ)の授業時間が消失し、更に4月のオンライン授業に伴う授業時間(約50コマ)も不足しています。少なくとも約80コマが足りていません。これを補充するのは容易ではありません。

番組では保護者の方は「校内での感染の広がりが分からない」と話していました。

大阪市の発表には含まれていませんが、一度校内で感染者が発生してしまうと、様々な人間関係や場所を通じて感染が広がってしまう様子です。

学年閉鎖や学級閉鎖、濃厚接触者として自宅待機中の児童生徒からも、新たな感染者が発生しているそうです。

学校内でどれだけ感染が広がっているか、その全貌は不明のままです。少なくとも言えるのは「校内感染は防ぎきれない」という事実です。

本日の発表では小林小学校佃小学校で複数の児童の感染が明らかになっています。

感染がこれ以外に広がっていなければ良いのですが、これまでの事例から考えるに、更に広範囲へ水面下で広がっている可能性は排除できません。

緊急事態宣言の延長を受け、学校や保育所では秋の各種行事を諦めるムードが強まってきました。「全滅も覚悟している」という話も漏れ聞こえてきました。

これらにより、9月13日に臨時休業を行うのは3学校園となりました。

但し、学年閉鎖・学級閉鎖を行っている学校は相当数に上ります。また、濃厚接触者やその同居家族として出席停止扱いになっている児童生徒は少なくありません。

「保育園が休園になったので、そのきょうだいも小学校へ登校できない」という話も聞いています(学校によって扱いが違うかも?)。

大阪府立学校は6校で新たに臨時休校を行うと発表されました。

https://www.pref.osaka.lg.jp/hokentaiku/hoken/rinjikyuugyou.html

同時に複数人の感染が判明したり、同一校内で新たな感染者が判明する事例が少なくないですね。小中と比べ、高校の方がより校内で感染が広がりやすい印象です。