先日、お世話になっている小学校にオンライン学習で用いるパソコン(学習者用端末)が届きました。GIGAスクール構想による1人1台端末です。

これを用いて自宅と学校を結んだオンライン学習も行われ、子供は楽しんで学習していました(遊んでいただけかも?)。

「大阪市の学校ではどんな端末を使っているの?」「自宅学習用にも使えるの?」などと訊かれる機会があったので、仕様等をまとめてみました。

WindowsとChromeOSが混在?

大阪市立学校で児童生徒が用いるパソコンは、複数の区を束ねたブロック毎に調達しています。入札を落札した企業、そして納入された端末はバラバラです。

入札情報等を調べたところ、ブロック毎に納入されたパソコンは下記の通りです。

・第1ブロック(此花、港、西淀川、淀川、東淀川):Chromebook Y2
・第2ブロック(北、都島、福島、東成、旭、城東、鶴見):IdeaPad D330

・第3ブロック(中央、西、大正、浪速、住之江、住吉、西成):dynabook K50
・第4ブロック(天王寺、生野、阿倍野、東住吉、平野):ARROWS Tab Q5010DEG

このブロック分けは、大阪都構想によって大阪市が分割された後を意識したものです。区割りとブロックが一致しています。

ただ、ブロック毎に調達した端末が違ってしまい、今後に禍根を残す可能性があります。

各パソコンの仕様を見ていて気づいたのですが、どうもWindowsとChromeOSが混在していますね。Chromebook Y2(第1ブロック)はChromeOS、そして第2ブロック~第4ブロックのパソコンはWindowsが提供されています。

Windowsなら比較的多くの方が使い慣れているでしょうが、ChromeOSを使った経験がある方は殆どいないと思います。第1ブロックの方は少し大変かもしれませんね。

学校から貸与されるパソコンには厳しい機能制限が

子供からパソコンを借りて触ってみました。

オンライン学習には「MicrosoftTeams」を利用していました。児童生徒毎にアカウントが付与されています。

軽くて子供でも扱いやすいのですが、画面サイズの小ささが気掛かりでした。タブレットサイズで見にくく、視力への影響が心配です。

アプリケーションのインストールは禁止されていました。何もできません。自宅のプリンタへは接続出来ませんでした。

閲覧できるウェブサイトも大きく制限されています。教育用サイト等、閲覧できるサイトのみが個別に指定されていました。当然ながらYoutubeは見れません。

学校から貸与されるパソコンは「学校から明確に指定された用途のみ利用できる」という性格でした。各家庭の裁量はほぼゼロです。

自宅にてパソコンを利用して(学校と関係が無い)学習を行うには、家庭で別途端末を準備せざるを得ないと感じました。

オンライン授業・オンライン通信教育にはiPad(+キーボード)が最適

最適な端末の一つはiPadでしょう。子供でも扱いやすく、画面も見やすいです。邪魔になりやすいキーボードがないのが逆にメリットです。

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子供から話を聞くと、何人かのクラスメイトはスマートフォンでYoutubeを見たりして遊んでいるそうです。遊びも否定しませんが、スマートフォンで自宅学習をするのは難しいです。

できれば画面が大きいタブレット(iPadがお勧めです)を準備し、子供の学びや遊びに役立てて下さい。