先日、久しぶりに実家へ帰省しました。正月以来でした。

実家の両親とは以前から「手洗いやマスク着用を心がけて」「外食は控えめに」「遠出は止めて」というやりとりをしていました。

実家があるのはコロナウイルスの感染者が殆ど発生していない地域です。ただ、人間は地域を跨いで行動する事から、しっかり気を付けて欲しいという旨を伝えていました。

しかし、最寄駅まで迎えに来た祖父母はノーマスクでした。「近所だし、屋外だし」と言われてしまうと、それ以上は何も言えません。

久しぶりに孫に会った祖父母は大喜びでした。

「折角だから美味しい物を食べに行こう」と声が掛かりました。えっ、大阪で外食した回数はほんの僅かなのに、こんな簡単なノリで外食しに出掛けるなんて。

辿り着いたのは車で数分の居酒屋系の飲食店でした。コロナ禍以来、私は居酒屋へは一度も行っていないのですが。

車内でもノーマスクです。住んでいる親族も店で合流しました。

そこで待っていたのは全く想像していなかった光景でした。

「いらっしゃいませー」の掛け声と共にやってきたのは、ノーマスク・ノーフェイスガードの従業員。

えええ、このご時世に飲食店店員がノーマスク???。感染者が殆ど出ていない地域とは言え、信じられません。

店は多くの客で賑わい、大声も聞こえてきました。店内にアルコール消毒液は全く見当たりません。

通されたのは決して換気が良くない半個室。オーダーを取りに来た店員もノーマスクで「何にしましょう?!」と。

注文した料理を持ってきた店員もノーマスクの大声で「○○をお持ちしました!!!」と。

「大声は不要なので、マスクをして小声で持ってきてもらえないでしょうか・・・・。」と出かかりました。

祖父母や親族の食べ方にも絶句しました。食べながら大声で話すわ、自分の箸を使って大皿から他の人の料理も取り分けるわと。

こんな食事が1時間以上も続きました。感染予防という言葉は、この店にありませんでした。

実家に帰ってからも大変でした。部屋は換気が不十分、そこで老人特有の大声で喋り続けられました。

専門家が「帰省の際は実家でもマスクを」と推奨していましたが、全く耳に届いていません。

実家でも食べながら話し続けます。手洗いもろくにしません。

余りに疲れてしまったので、帰省を予定を切り上げて大阪に戻ってしまいました。

もしも飲食店の店員・他の客・実家や親族の誰かがコロナウイルスに感染していたら、私も感染している可能性が高いです。クラスターが発生するでしょう。

2月以来、徹底的にハイリスクな環境や三密を避け、外出を極力控え、感染しない様な生活を心がけてきました。

しかし、帰省した数日だけで、この数ヶ月を遙かに上回るハイリスクを浴びてしまいました。

大阪なら自分の判断でリスクを避けられます。

一方で帰省先ともなると、両親の立場や飲食店との関係から、リスクを低減する行動を求めるのは非常に難しいです。

また、毎日の様に数多くの感染者が発表される大阪市と、殆ど感染者が発生しない地方とは、感染予防に対する意識が違うのは致し方ないでしょう。

だが、それにも限度があります。実家やその近辺に広がっていたのは、「コロナ禍以前の世界」でした。

ここ数ヶ月にわたる感染予防生活が根底から覆されてしまった感さえあります。

リスクを避ける為、実家とはしばらく距離を取ります。