運営を休止した「高等森友学園」を運営する社会福祉法人肇國舎につき、大阪市が補助金等の返還を請求していました。

大阪地裁で判決があり、全額の返還が命じられました。

森友系列保育所に返還命令、6100万円 大阪地裁

学校法人「森友学園」系列の認可保育所「高等森友学園」(大阪市淀川区)を運営していた社会福祉法人「肇国舎(ちょうこくしゃ)」が運営委託費など計約6100万円を不正受給したとして、大阪市が返還を求めた訴訟の判決で、大阪地裁は12日、全額の返還を命じた。

判決理由で森鍵一裁判長は、学校法人の前理事長、籠池泰典被告(67)=詐欺罪などで一審有罪、控訴中=の妻、諄子被告(63)=同=が保育所の園長であることを前提に市が運営委託費を支払ったのに、諄子被告は別の系列幼稚園に勤務していたなどとし、「法律上の原因なく委託費を利得した」と指摘した。

判決などによると、2011~16年度、市は運営委託費を支払った。高等森友学園は17年、必要な保育士を確保できないとして市から事業停止命令を受け、問題の改善が見られなかったため、同年に認可を取り消された。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62554330S0A810C2000000/

大阪市は3年前に請求しました。が、払われなかったので、提訴に踏み切りました。

【森友保育園へ補助金等を支払請求】
高等森友学園保育園(休園中)を経営する社会福祉法人肇國舎に対し、大阪市は約6,158万円の支払いを請求したそうです。内訳は派遣した保育士人件費・不正受給した補助金・遅延損害金等です。期日は10月末です。

【同一経営者が保育所・幼稚園を運営する法人への監査強化】
塚本幼稚園・森友保育園での不正受給の温床となったのは「保育所・幼稚園の職員兼任」でした。

同一人物が保育所・幼稚園を兼営する場合、同じ職員が双方の管理職・一般職員等を兼任し、それぞれの補助金を不正に受給していました。構造的に不正受給を誘発しやすい経営形態と言えるでしょう。

https://yodokikaku.net/?p=18504

一連の騒動から3年以上が過ぎました。大阪市内でも「森友」という言葉を聞く機会は殆ど無くなりました。

ただ、籠池夫婦の刑事裁判や、文書改竄を指示された自死した近畿財務局職員の遺族による民事訴訟はまだ続いています。

まさか大阪府豊中市での私立小学校の建設を巡る疑惑が、これほど大きな話に発展するとは夢にも思いませんでした。

なお、完了間近で工事が中断した小学校は、今も野ざらしになっていると聞きました。勿体ない話です。