(8/30追記)
懲役20年の判決が言い渡されました。

ベビーシッターとして保育の依頼を受けた先などで、20人の子どもに性的暴行やわいせつな行為をした罪などに問われた被告に対し、東京地方裁判所は「信頼される立場を利用した悪質な犯行だ」として懲役20年の判決を言い渡しました。

ベビーシッターだった橋本晃典被告(31)は、2015年から2019年にかけてベビーシッターを紹介するマッチングアプリを通じて保育の依頼を受けるなどして、5歳から11歳の男の子20人に性的な暴行を繰り返した罪などに問われました。(以下省略)

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220830/k10013794981000.html

男の子20人という被害人数に驚かされます。様々な立場を悪用し続けていました。どうして放置され続けたのでしょうか。利用者や被害者からの苦情が皆無だったとは思えません。

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ベビーシッターのマッチングアプリを利用して預かった男児の下半身を触ったとして、元保育士の男が逮捕されています。

男児にわいせつ容疑、シッター28歳男逮捕 両親、アプリで依頼 警視庁

訪問保育中に男児(5)の下半身を触ったとして、警視庁は、東京都練馬区北町1丁目の無職橋本晃典容疑者(28)を強制わいせつの疑いで逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。

橋本容疑者はベビー・キッズシッターと利用希望者をつなぐアプリに登録し、男児の両親から保育の依頼を受けていた。同庁は複数の子どもが性的な被害を受ける動画などを確認しているといい、橋本容疑者が同様の手口で低年齢の子どもに近づき、こうした行為を繰り返していたとみて調べる。

捜査関係者によると、橋本容疑者は昨年11月14日、東京都中央区のマンションの男児宅で、男児の下半身を触るなどした疑いがある。前日にアプリを通じ、体調が悪い男児の保育を両親から請け負ったという。

橋本容疑者は今年1月、小学5年だった別の男児に対する強制性交容疑で神奈川県警に逮捕された。当時は学習支援のボランティアとして、泊まり込みの勉強会に参加していたという。

https://digital.asahi.com/articles/DA3S14453729.html

逮捕された橋本晃典容疑者には別の男児への強制性交容疑で逮捕されていた他、複数の男児が性的被害を受ける画像が保存されていました。

訪問保育80件、資格悪用か 男児にわいせつ容疑の男

訪問保育中に男児(5)の下半身を触ったとしてシッターだった男(28)が強制わいせつ容疑で逮捕された事件で、男が保育士の国家資格を持ち、マッチングアプリで利用希望者から事件を含む約80件の保育を請け負っていたことが、警視庁への取材でわかった。男のスマートフォンには複数の男児が性的被害を受ける画像が保存されており、同庁は、男が保育士の資格を悪用して同様の事件を繰り返していたとみて調べる。

男は住所不定の橋本晃典容疑者。捜査1課によると、昨年11月14日午前11時~午後3時ごろ、訪問した東京都中央区のマンションで男児を保育中、下着を脱がせて下半身を触った疑いがある。男児が帰宅した父親に被害を訴えたという。橋本容疑者は昨年7月ごろにアプリに登録。今年1月に別の小学生に対する強制性交容疑で逮捕された後、登録は抹消されたという。

https://digital.asahi.com/articles/DA3S14454985.html

余罪の一つはこちらです。

 小学生の男子児童に性的暴行を加えたとして、神奈川県警宮前署は25日、強制性交の疑いで、東京都練馬区北町の無職、橋本晃典被告(28)=別の強制性交罪で起訴=を再逮捕した。「覚えていません」と容疑を否認している。

再逮捕容疑は令和元年8月7日午前3時15分ごろから約15分間にわたって、川崎市麻生区の宿泊研修施設のトイレ内で、東京都渋谷区の小学2年の男子児童(8)に性的暴行を加えたとしている。

同署によると、男子児童は同施設で2泊3日のサマーキャンプに参加しており、橋本容疑者はキャンプを主催する団体のボランティアスタッフだった。橋本容疑者は、子供の教育を目的とした複数のボランティア団体に所属していた。

https://www.sankei.com/affairs/news/200225/afr2002250033-n1.html

同容疑者を男児を対象とする幼児性愛者なのでしょう。保育の場には絶対に存在してはならない人間です。

この様な男が、どうしてマッチングサービスに登録され、密室で男児の保育を請け負ったのでしょうか。

容疑者が利用したアプリは「キッズライン」が運営するものでした。

 そんななか、シッターと利用者のマッチングアプリを運営する「キッズライン」を舞台に、背筋の凍る事件が起こっていたことが明らかになった。

4月24日、キッズラインに登録していた元ベビーシッターの男が保育していた5歳の男の子のズボンを脱がせて下半身を触ったとして、警視庁捜査一課に強制わいせつ容疑で逮捕されたと報道された。(中略)

「キッズラインは登録するのが非常に簡単なんです。2、3時間の登録説明会と面談を行った後、2時間くらいの実地研修を行うだけ。保育士の資格を持っていれば審査に落ちることまずないと言われています」

https://dot.asahi.com/dot/2020050300008.html?page=1


https://geo.itunes.apple.com/jp/app/kizzurain/id1050573516?mt=8

様々な指摘を受けた為か、キッズラインはようやく5月3日になってから一連の経緯や対応等を掲載しました。事件から半年、逮捕から10日余りが経過しています。

一部報道に関しての報告および弊社の対策につきまして(中略)

◾️本事案の経緯および弊社の対応

当該サポーターは、2019年7月下旬に弊社の登録説明会、面接、座学研修、実地研修、経歴チェック、身分証明書資格証明書の確認などの登録フローを経て、活動を開始しました。

当該サポーターの活動開始後、クレームやトラブル報告は1件もありませんでしたが、2019年11月中旬、警察より当該サポーターに対しての捜査開始の連絡を受けたため、以下の対応をすみやかに実施いたしました。

・当該サポーターの活動を即時に停止
・警察への捜査協力
・当該サポーターのサポート予約についての代替サポーターの手配
・安全対策の見直しおよび強化緊急対策
・本件に関する問い合わせ対応

※2019年11月以降の事件も報道されておりますが、弊社では当該サポーターについては上記時期にすでに活動停止としております。

https://kidsline.me/contents/news_detail/584

マッチングサービスと言えども、利用者としては「サービスの運営会社が保育従事者の質を担保している」と受け止めています。

だからこそ、こうしたサービスを利用し、決して安くない時給(=保育士等の収入)と手数料(時給の20%)を支払っています。

同社が容疑者の性格等を見落としたのは否めません。「見抜くのは難しい」のであれば、幼児と密室で過ごすサービスを提供すべきではありません。

非常に気になったのは「クレームやトラブル報告は1件もありませんでした」という一言です。

利用者からのクレームやトラブル報告等を行い得ない、より幼い男児へのわいせつ行為を繰り返していたとは考えられないのでしょうか。

なお、私はベビーシッターを利用した事がありません。こうしたトラブルを恐れると同時に、部屋が余りに散らかっていて恥ずかしい為です。

シッターを利用している方は、どの様にして部屋を綺麗に保っているのでしょうか。子供の散らかしに掃除や片付けが追いつきません。