平成26年度保育所入所申込状況の分析(都島区編)です。
H26_nyuusyo_bunseki_miyakojima。pdf
(両方とも同じデータです、見やすい方をご覧下さい。)
昨年(平成25年度)と比較して入所倍率が0.3倍以上増加した箇所はオレンジ、逆に0.3倍以上減少した箇所は水色で、入所倍率が2倍を超えている箇所は赤で表示しています。
なお、申込があるにも関わらず募集数が「0人」の箇所は、便宜的に倍率を10倍としています。
【都島区全体】
3園の新設(募集数計234人)により、募集数がH25:367→H26:627人へと大幅に増える見込みです。
同様に申込数も549→645人へ増えており、区全体としては申込数と募集数の均衡が取れている状態です。
各年齢別の入所倍率も大幅に改善しています。
特に1歳児が2.12→1.36倍、2歳児が3.52→1.51倍、3歳児が1.35→0.91倍となり、昨年より入所が容易になっています。
一方、0歳児は0.89→1.08倍と悪化しています。
申込数が117→166人と1.5倍になり、募集数の伸び(132→154人)を大きく上回ったのが原因です。
【保育所別】
まずは新設保育所(3園)から見ていきます。
3園で合計70人の児童が新設保育所を第1希望としています。
ただ、やはり0-3歳児が中心で、他保育所や幼稚園での受け入れ余地がある4-5歳児の枠は大きく空いたままです。
区全体での入所倍率が高い1-2歳児を更に受け入れられれば良いのですが・・・。
昨年から比べて増加した申込者の7割が新設保育所を第1希望とした影響か、既存の保育所の入所倍率はほぼ横ばいか若干下がる傾向が見受けられます。
元々の倍率が高く、若干下がっても未だ高いままです。
ただ、第2希望以下で新設保育所を検討している方が少なくないと思われ、「自宅近くの保育所のいずれかに入所できる」可能性は飛躍的に高くなっているでしょう。
入所倍率が上昇した数少ない保育所の1つが都島児童センター(都島保育所)です。
新築効果でしょうか、申込数が40→69人と激増しています。
(募集数にちょっと不思議な箇所があるので、実倍率は変わるかもしれません)
もう1つは毛馬保育所です。
0歳児・2歳児・3歳児の申込が増えています。
近くの毛馬コティ保育所でも同様の傾向が見られる事から、この地域特有の事情があったのかもしれません。
【まとめ】
保育所の新設による効果ははっきりと出ています。
第1希望の既存保育所に入所するのは未だに難しいままですが、待機児童となってしまう可能性は著しく減少しています。
また以前の投稿でも触れましたが、北区長柄付近にお住まいの方は飛翔橋を渡ったすぐ先にある、ぜんげんじさくらさくほいくえんもご検討下さい(入所希望変更という形になるので、区役所にご相談下さい)。