H27一斉入所申込締切まで残り1週間ほどになりました。
既に申込みを終えられましたか、それともギリギリまで考えますか?

先日、【H27一斉入所手続】明日から入所申込が始まります。こんな点に気をつけて下さい。との投稿に対し、下記の様なコメントを頂きました。

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保育所別・年齢別の入所最低点について、某区役所に訪ねにいきましたが、
年齢別の最低点の一覧はない、といわれ、
保育園別の点数一覧(http://www.city.osaka.lg.jp/kodomo/page/0000268576.html の下部)を紹介されました。

前年度の最低点が分かれば、保育園の選定に目処が付くのですが残念です。

10月1日に区役所を訪ねたところ、年齢別最低点の一覧のようなものはないという回答でした。
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貴重な情報をコメントして頂き、ありがとうございます。
どうして貴重な情報かと言いますと、H26一斉入所(今年4月入所分)での保育所別・年齢別の入所最低点が窓口で閲覧できない可能性がより強まったからです。

保育所選びにあたって避けて通れないのは「当該児童のポイントで入所できそうか否か」という点です。
H26一斉入所における希望保育所での入所最低点を大きく下回るポイントしかなければ、入所できる可能性は低くなってしまいます。
逆に大きく上回るポイントであれば、入所できる可能性は高いでしょう。
保育所別・年齢別の入所最低点の窓口閲覧にはこうした機能がありました。
H26一斉入所申込の際にはH25一斉入所における情報が窓口で閲覧ができ、希望保育所の選定に大いに役立ったと聞いています。

しかしながら、H27一斉入所申込が行われている現在、こうした情報を窓口で閲覧できたという話は聞こえません。
(区役所によって異なる扱いが行われている可能性があるので、全面的に閲覧できないとは断定できません。)

と言う事は、希望する保育所には何点あれば入所できていたか、さっぱり分からなくなってしまいました。
自分の点数が計算できても希望する保育所へ入所するのに必要な点数が分からない、という事態です。
点数を気にせずに保育所選びを行うのが理想的な姿かもしれませんが、待機児童問題が叫ばれるこのご時世にあっては、やはり「入れる?入れない?」というのは極めて気になる点です。

これまでのデータを見る限り、200点以上の方は大半の保育所へ入所できています(例外はあります)。
兄姉が既に在籍している保育所のみを希望する方も多く、保育所別・年齢別の入所最低点によって希望保育所を検討する必要性に乏しいでしょう。

一方で強く影響を受けるのが、199点以下の方です。
待機児童問題が深刻な地域の1-2歳児を中心として入所最低点に達しないと推定されるケースが少なくなく、第1希望の保育所へ入所できない可能性が低くないからです。
地域によっては近隣の数保育所の入所最低点を全て下回る場合もあります。

入所最低点が窓口で閲覧できないという前提に立った場合、同種の情報を得るにはどの様な方法が考えられるでしょうか。

(1)窓口で担当者に訊ねる
区役所の保育所担当者は、地域毎・保育所毎の入所状況を概ね把握しているでしょう。
特定地域や特定保育所を挙げ、昨年はどういった世帯・何点程度であれば入所できたかを訊ねる方法です。
具体的な数字は得られないかもしれませんが、大まかな傾向は得られるでしょう。

(2)希望する保育所の園長先生等に訊ねる
より具体的な情報が得られる可能性が高い方法です。
希望する保育所の園長先生等でしたら、通っている園児の保護者の就労状況は概ね把握しているでしょう。
たとえば「兄姉がいる児童は皆入園できています」「短時間勤務の方もいます」「200点でも厳しいかもしれません」といった話を伺える場合もあります(全ての保育所でこうした話を訊けるとは限りませんが)。

(3)大阪市が公開しているデータを利用する
コメントして頂いた方が窓口で紹介された方法です。
大阪市の保育所入所待機児童数について(平成26年4月1日現在)には、各得点帯毎の入所者数が保育所別に掲載されています。
10点刻みの得点帯毎の入所者数が得られますが、年齢別の最低点までは分かりません。

(4)子育て支援施設データ&マップ(非公式)を利用する
手前味噌で恐縮です。
当Webに子育て支援施設データ&マップ(非公式)を掲載しています。
地図上にマッピングした保育所アイコンをクリックすると、(3)にて大阪市が公開しているデータを統計処理して推計した保育所別・年齢別の入所基準点(全年齢をまとめた大まかな入所最低点)・入所者平均点を推計した数値が表示されます。
また、各区毎の入所申込分析・結果分析記事等でも詳細なデータを掲載しています。
あくまで推計値であって実値とは異なりますが、具体的な数字が得られます。

保育所別・年齢別入所最低点が窓口で閲覧できない以上、こうした他の方法を用いて似た情報を得るしか無さそうです。
子ども子育て新制度や保育所保育料の値上げ検討もあり、今年の一斉入所申込は本当に難しくなりそうです。