2月から大阪市会が開催されています。今回の市会こども教育委員会では、西船場幼稚園再編・教育無償化・待機児童・森友学園等といった、極めて重要な案件が審査される見通しです。
西船場小学校・幼稚園を考える会から頂いた記録より、3月8日に行われた同委員会での質疑の要旨を掲載します(情報提供、ありがとうございます)。
西船場幼稚園
岡崎議員「小学校合築について、民間から申し入れはあったのか?」
こ青局「あった。一階部分をピロティにして幼稚園の園庭にしてははどうか?などの要望の申し入れもあった。」「階段が幼稚園と小学校の規定が違うこと、緊急避難時の安全面の不安、などなど説明をした。最終的には今回は見送る旨の連絡があった。」
なお、本日3月9日は西区選出の永井委員(自民)が西船場幼稚園について質疑を行う予定です。
保育所等への保育士優先利用枠の拡大
佐々木議員「保育所入所について、 保育士の優先入所枠を看護師、小学校幼稚園教諭までひろげるべき」
市長「広げるべき、あくまで待機児童対策なので、診療機関等で働く人と混同しない様な制度にしないといけない」
検討しているのは、みなし保育士として保育所等で働く看護師・教諭も保育士優先利用枠の対象とする制度改正でしょう。
平成29年度一斉入所では、190人の児童が保育士優先利用枠を用いました。
大阪市内でみなし保育士として働く看護師等は、多くとも数十人ではないでしょうか。妥当な改正案だと感じます。
市役所本庁舎への小規模保育設置
こ青局?「大阪市役所本庁舎、地下2階の食堂では無く、1階南西部分に0-2歳児の小規模保育園を検討中 」
2月17日産経新聞によると、地下2階の食堂スペース(約700平方メートル)が有力視されていたそうです。
実は大阪市役所の周辺に保育所・小規模保育等はありません。最も近いのは西天満江丁目の中之島ちどりキッズ、それ以外の施設は市役所から1km以上も離れています。
仮に市役所本庁舎内に設置されれば、確実に需要はあります。しかし、本庁舎の本来の目的は市職員の職務遂行にあるでしょう。難しい課題です。
3月9日~13日まで連日開催
委員会での質疑は13日まで連日、そして21日にも行われる予定です(詳細はこちら)。市役所へ出かけずとも、インターネットからでも傍聴できます。
タイトルに記したとおり、本市会では重要な案件が取り上げられる見通しです。興味関心のある方は、是非ご覧下さい。