認可保育所への入所に必要なのが「入所面接」です。
年度途中入所の場合は入所申込と同時に行われますが、一斉入所の場合は別途日時を指定した上で、原則として第1希望保育所で行われます(新設保育所等の場合は区役所等で行われる場合もあります)。

面接というと堅苦しい気もしますが、落とす為の審査ではなく、主な目的は「入所申込書類の内容確認」です。
保育所への入所には「保育に欠ける」要件が必須であり、また選考点数を計算する為には各種の要件に合致している必要があります。
こうした点を中心に聞き取り調査が行われます。

面接を行うのは区役所の職員です。
区や保育所により、形式が個別面接か集団面接か異なる様子です。
入所を希望するお子様も一緒に連れて行きます(様子や健康状態等を見る為でしょうか)。
服装は普段着で大丈夫です。
面接での齟齬を防ぐ為、入所申込書の控えを持って行き、面接前に確認するのが良いでしょう。

訊かれやすいポイントは下記の点です。

(1)入所希望保育所
入所したい理由(自宅から近いから・・・程度の理由で大丈夫でしょう)や、希望保育所の漏れ等を確認されます。

(2)入所申込理由
申込書に記入した入所申込理由につき、具体的に尋ねられます。
ここから話が出発する場合が多いそうです。

(3)父母の状況
内定中の場合は勤務開始日、育休中であれば復職日、自営業であれば職場での保育の可能性、疾病等があればその内容・程度について尋ねられる場合があるそうです。

(4)祖父母の状況
祖父母が同居・近居の場合、保育できない理由を尋ねられる場合が多いそうです。
特に不就労・自営業であれば尚更でしょう。

(5)兄弟姉妹・世帯の状況・保育の状況
調整点数に関係します。
点数漏れが発生しない様に、現在の状況を正確に伝えられれば十分でしょう。

(6)健康状況
保育を行う上で問題がないかを尋ねられます。
アトピーやアレルギーを持っている園児は多いので、心配する必要はないでしょう。
何らかの障害を持っている場合は、入所の可否等に影響を及ぼす可能性があります。
入所後のトラブルを避ける為、状況を正確に伝えるのが望ましいでしょう。

入所承諾/保留は点数で決められます。
点数が漏れてしまったりや誤った点数が付けられる事態は避けたいので、面接では保育に欠ける要件や点数加算項目等について書類に正しく記載されているかを確認し、その旨を伝えられれば十分でしょう。
決して落とす為の面接ではないので、気楽に行きましょう。

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(追記)
面接を受けられた方から、その時の様子を教えて頂きました。
下記投稿に掲載しています。
【H27一斉入所】面接体験談をお寄せ頂きました