福島県郡山市の私立保育園にて園児に暴行を加えて疑いにより、園で勤務するパート保育士が逮捕されました。
福島県郡山市の保育園で、男子園児を転倒させ、顔を叩き、けがをさせた疑いで、勤務するパート職員の女が逮捕されました。
傷害の疑いで逮捕されたのは、郡山市台新のパート職員・渡邉由美子容疑者(58)です。
警察によりますと、渡邉容疑者は4月10日、郡山市の保育園で登園直後の男子園児の顔を手で押して転倒させたうえ、顔を手で叩き、軽いけがをさせた疑いが持たれています。
渡邉容疑者は、この保育園に勤務していて、園児の着替えや食事の手伝いなどを行っていたということです。園児の保護者から警察に通報があり、事件が明らかになりました。
警察の調べに対し、渡邉容疑者は「手で押したのは間違いないが、顔を叩いたのは覚えていない」などと、容疑を一部否認しているということです。警察が、事件の経緯などを捜査しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ce538089a810c8336481f6b6f91c0d5c3d4653aa
我が家がお世話になっている保育園でも、多くのパート保育士が働いています。正規職員としてフルタイムで働く保育士がクラス担任を担当し、パート保育士は朝夕の長時間保育や補助的な業務を担当する事が多いです。
園児に暴行を加えたのは登園直後でした。詳しい時間は報じられていませんが、朝は出勤しているフルタイム保育士が比較的少ない時間帯です。限られた保育士で園児の受入を行わねばなりません。
進級してから間もない4月は、園児も保護者も保育士も新クラスに未だ慣れていません。4月は様々なトラブルが発生しやすい時期です。園児同士のトラブルでは無く、まさか保育士が園児を転倒させて顔を叩くとは誰も考えなかったでしょう。
暴行を加えられた保護者は警察に通報しました。保育園内でのトラブルは園内で解決を図り、解決できない場合は自治体へ相談するのが一般的です。こうしたプロセスで解決を図れず、特に保育士による暴行という事実を重大視し、警察へ被害届を提出したと考えられます。
暴行の内容は決して軽くありません。園児同士のトラブルや危険な行為を咎める為、園児を手で押したり引いたりして制止する事はあり得ます。しかし、手で押して転倒させ、更には顔を手で叩くのは過剰な行為です。どの様な目的があっても正当化できません。
保護者目線で特に困りかねないのは、子供が保育園へ行き渋る事態です。
適切な対応を行う保育所等であれば、園児の保護者からの被害相談や警察への届け出が行われた前後に当該保育士を保育から外します。パート保育士であれば、自宅で待機させるでしょう。
しかし、そうした事情は子供には分かりません。「○○先生がいる保育園に行きたくない!!!」と駄々をこねられたら、親は本当に困ってしまいます。子供への暴行に加え、行き渋りへの対応は悩まされます。
今回の事件は園児に大きなケガ等が無かったのが不幸中の幸いでした。
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