先日、山の日に合わせて実家へ帰省しました。遠方なので公共交通機関を利用して移動しています。

親の愚痴を聞かされたり、親戚や同級生等の消息を聞かされたり(反対にこちらの情報が周囲に伝わるのが本当にイヤ)、実家の掃除やメンテナンスに使役されたり、広い実家で好き勝手に騒ぐ子供達のはしゃぎ声に耳が痛くなる等、疲れに疲れた帰省でした。

取り止めたいのが本音ですが、高齢の親の生活実態や健康状態を把握するには足を伸ばさざるを得ません。

また、今回の帰省で改めて実感したことがあります。「お盆の帰省では外出するのが困難」という現実です。理由は「酷暑」です。

数年前までの帰省では、子供と一緒に実家の周辺や親戚宅等へ遊びに行けました。今日はあちらへ、明日はこちらへと様々な選択肢がありました。真夏と言っても耐えがたいほどの暑さではありませんでした。屋外レジャーも余裕でした。

しかし今年の夏はダメでした。少し屋外へ出ただけでも、身体が熱くて熱くて耐えられないのです。炎天下の直射日光、熱風、そして地面からの照り返しに襲われました。

お墓参りすら難しい状況でした。少しでも涼しい時間にと思って明け方に出発したのですが、歩いて5分ほどの場所にある墓地に着くまでに汗だくになってしまいました。周囲の草をむしり、仏花や線香を添え、手を合わせて帰宅した後は、揃いも揃って倒れ込んでしまいました。

今年は日没後も気温が下がりません。数年前には夜に花火ができたのですが、今年はそんな気分にすらなりませんでした。

お盆帰省中に実家から外出しづらいのは致命的です。子供達は実家でゲームや動画三昧でした。いったい何の為に子供と一緒に帰省したのだろうかと、強い疑問を感じてしまいました。

猛暑は来年以降も続くでしょう。旅行代金の高騰や交通機関の混雑等に加えて暑さのピークが重なる時期に帰省するのはデメリットばかりが目立ちます。

思い切ってお盆の帰省は取りやめる、もしくは9月のシルバーウィーク等にずらすのが正解ではないかと迷い始めています。