令和6年度大阪市学校選択制の希望状況が公表されています。各区の状況は大阪市役所ウェブサイト更新情報(非公式)からリンクがあります。
注目していたのは、来年4月に北区中之島に新設される中之島小中一貫校です。都会のど真ん中に新しい校舎が設置される事もあり、説明会には大勢の人が訪れたと聞いています。
結果はこちらです。
https://www.city.osaka.lg.jp/kyoiku/cmsfiles/contents/0000548/548219/hp20231031.pdf
学区外からの申込が殺到しました。特に新1年生は学区外からの受入可能人数の12倍以上、新7年生(中学1年生)は5倍以上の申込がありました。
大半の学年では第一優先(中之島一貫校へ学区を分割する、扇町小学校・西船場小学校・花乃井中学校の分割後学区の在住者等)で受入可能人数を超過しています。第二優先以下では抽選に臨むチャンスすらありません。
こうした状況は推測できていました。真新しい校舎(多くの大阪市立小中学校の校舎は老朽)・先進的な授業・新しい人間関係等、極めて魅力的です。
子供達に完成予想図を見せながら新設校の話をしたところ、「ずるい!」と言われました。気持ちは理解できます。
大阪市は学力テストの平均点の低さがしばしば指摘されます。が、教育熱心な家庭や優秀な児童生徒は少なくありません。子供や先生からの話を聞く限り、決して少なくない児童生徒が勉強に熱心では無く、宿題すら出さず、平均点を大きく引き下げる要因となっている様子です。
新設校の学区は地価が高い地域です。隣接する学区等からは教育熱心な家庭の児童生徒が数多く通学するでしょう。児童生徒の平均的な学力水準は高く、それに見合った授業が行われるでしょう。