大阪市は入学する小中学校を居住学区外からも選べる「学校選択制」を導入しています。10月末が選択期限となっており、9月から10月に掛けては多くの学校で学校公開や説明会が開催されています。

我が家が子供が小学校と中学校に通っている事もあり、近所の方から「○○小学校や××中学校はどんな感じ?」などと訊ねられる機会が増えています。

学校の雰囲気や授業風景等は学校公開へ参加すると分かるのですが、重要な見落としポイントがあります。「いきいき」です。

「いきいき」とは「児童いきいき放課後事業」の略称です。小学校の空き教室等を利用して、放課後や長期休業中における小学生の活動場所を提供する事業です。「小学校で行っているう学童保育」と考えるとイメージしやすいです。

小学生の放課後:児童いきいき放課後事業 (市立小学校で実施)
https://www.city.osaka.lg.jp/kodomo/page/0000002464.html

あまり指摘されていませんが、実は大阪市が行っている事業の中で「いきいき」は個人的に極めて高く評価しています。

他都市(特に東京)では「学童保育に入れなかった」「利用料が高すぎる」という嘆きの声が聞こえてきますが、大阪市で「いきいき」を利用する限りは無縁です。希望者は全員が利用可、利用料は無料(別途、年額500円の保険料が必要)です。

我が家の子供もいきいきを利用しています。低学年の頃は毎日の様に通い、学年が上がった現在は主に長期休業中に利用しています。

とは言っても、どういった活動を行っているかは「いきいき」毎に違います。外遊びを積極的に行っている場所もあれば、室内遊びが大半という場所もあるそうです。

特に重点的に見て欲しいのは「活動場所の広さや密度」です。

学期中は放課後の1~2時間程度を過ごす事も多いのですが、長期休業中は長時間に渡って多くの児童が過ごします。狭い活動場所で多くの児童が過ごせば、様々なトラブルが発生しやすくなります。

子供にとっても不満が溜まります。嫌がらせをされたり、十分な活動が行えなければ、「もう行きたくない!」と言い出しかねません。親は頭を抱えてしまいます。

問題がある指導員が所属している「いきいき」もあります。市民の声にクレームが寄せられています。

 市内のある小学校の児童いきいき放課後事業の先生について、子ども達に対する言葉遣いがとても汚く、箱を投げつけたり、背中を押したり、怒鳴りつけていたりしている。

新一年生が先生みんな怖いと萎縮していて、体調が良くないのを言えずに帰宅後高熱があった。もし何かあったらどうしてくれるのか。

知人の子もロッカーに指をぶつけて痛かったが言えず、帰ったら骨折していたとのこと。痛い、しんどいを言えないような環境でいいのか。

 意見が以前もあったらしいが改善されることはなかったとのこと。カメラをつけるとか無理なのか。指導をいれることはできないのか。管理者はちゃんといるのか。(以下省略)

https://www.city.osaka.lg.jp/seisakukikakushitsu/page/0000601677.html

実は「いきいき」を運営している団体は区によって異なります。民間企業・NPO法人・社福・財団法人と入り交じっています。


https://www.city.osaka.lg.jp/kodomo/page/0000002468.html

学校からの説明会では「いきいき」に関する説明が抜け落ちやすいです。説明会に数回参加しましたが、いずれも説明等はありませんでした。

説明会後に「いきいきの活動場所を見学したい、指導員から話を聞きたい。」と伝え、現地まで案内して頂きました。

子供が小学校へ通っていない方には分かりにくいのですが、実は「いきいき」は学校長の指揮下にはありません。学校が教育委員会に所属しているのに対し、「いきいき」は保育所等と同じこども青少年局が管轄しています。

学校と「いきいき」との関係も学校毎に違うと聞いています。同じ校舎にあっても没交渉に近い学校もあれば、密接に連携を図っている学校もあるそうです。

長年に渡って「いきいき」にお世話になっている我が家としては、「いきいき」は「第2の学校・保育所」という存在です。

もしも「いきいき」がなければ学童保育探しや利用料が大きな負担となり、小学生の育児がより難しくなっていたのは間違いありません。

学校選択制を利用される際は「いきいき」も重視して考えて下さい。