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(12/16追記)
危惧していた通りでした。グループホームは妊娠・出産に気付いていませんでした。
施設の関係者は・・・。
「だれも妊娠には気がつかなかった。ご飯もしっかり食べていて、見た目でもお腹が出ていたということはなかった」
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非常に残念な事件です。
千葉県四街道市にあるグループホームJAM1に入所する母親が2階から新生児を投げ落として殺害した疑いが持たれています。
グループホームが適切な見守りを行っていれば、事件は防げた可能性があります。それどころか、母親が妊娠・出産していた事をグループホームが気付いていなかったのかもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=vapM2rJ3SAU
2階から乳児投げ落とし殺害疑い 23歳母親を逮捕 四街道の施設
生後間もない男児を入居施設2階から投げ落として殺害したとして、四街道署は14日夜、殺人の疑いで四街道市物井、母親で自称アルバイトの女(23)を逮捕した。同署によると、容疑を認めている。
逮捕容疑は10日から14日午前10時55分ごろの間、入居する障害者施設の2階から生後間もない男児を投げ落として殺害した疑い。
同署などによると、14日午前10時55分ごろ、プロパンガスの交換業者が男児を見つけて施設関係者に伝え、施設関係者が「建物の裏に裸の赤ちゃんの死体がある」と110番通報した。同署が施設関係者や入居者から事情を聴いたところ、容疑者が容疑を認めた。施設は知的障害者や精神障害者を対象としたグループホームで、女には軽度の知的障害があった。
千葉県四街道市で、生後間もない男児を2階から投げ落として殺害したとして、23歳の母親が逮捕されました。
逮捕されたのは、千葉県四街道市の自称アルバイトの齋藤千尋容疑者です。
齋藤容疑者は、居住するグループホームの2階から自分が生んだ生後間もない男児を投げ落として殺害した疑いが持たれています。
警察によりますと、14日午前11時ごろ、グループホームの関係者から、「建物の裏側に、裸の赤ん坊の死体がある」との110番通報があり、駆けつけた警察が男児の遺体を発見したもので、齋藤容疑者は、「2階から投げ落とした」と容疑を認めているということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b7abfed7c47ab31c62cb5f756f3c56eb03dd6418
事件現場は女性専用障がい者グループホーム(共同生活援助)「グループホームJAM1」です。
「共同生活援助」とは聞き慣れない言葉です。独立行政法人福祉医療機構によると、「障害のある方に対して、主に夜間において、共同生活を営む住居で相談、入浴、排せつまたは食事の介護、その他の日常生活上の援助を行う」と解説されています。
https://www.wam.go.jp/content/wamnet/pcpub/syogai/handbook/service/c078-p02-02-Shogai-23.html
障害福祉サービス等情報検索によると、グループホームJAM1は「自立支援 あたたかい手作りの食事を提供(朝・夕) 24時間見守り体制 家庭的な温かみのあるグループホームの運営」を行っているとされています。
母親には軽度の知的障害があるので、こうした施設に入所して様々な支援を受けていたのでしょう。
引っかかるのは新生児を落とした日時です。上記報道によると「10日から14日午前10時55分ごろの間」とされています。
新生児の存在を最後に確認したのが10日、そして出入りのプロパンガス業者が発見したのが14日午前10時55分頃です。その間のどこかで、という推測です。となると、4日以上もの間に渡ってグループホームは新生児の様子を確認していなかった可能性があります。
知的障害に加えて新生児の育児ともなれば、非常に大きな負担が掛かっているのは言うまでもありません。毎日の様に様子を確認して様々な手助けを行うと思っていました。が、現時点ではそうしたサポートを行っていた報道はありません。
泣き声も心配です。新生児は毎日の様に大声で泣きます(思い出したくない記憶です)。グループホームは一戸建てです。離れた部屋からでも泣き声が聞こえる筈です。反対に、泣き声が聞こえてこなかったら危険信号です。
あくまで現時点までの報道をベースですが、グループホームが母親や新生児の見守り等を適切に行っていた可能性が否定できません。外部の業者に指摘されるまで異変に気付かなかったのは尋常ではありません。
それともまさか、母親が妊娠・出産していた事をグループホームは気付いていなかったのでしょうか。