ようやくかもしれません。大阪市が「家庭保育の協力要請」に踏み切りました。

保育施設等については利用者及びその家族の生活維持に必要な施設であることから、緊急事態宣言期間中も感染防止策を講じ、保育の機能は維持することとしますが、 感染リスク軽減および保育体制確保の観点から、令和3年9月1日~9月12日の期間において、保護者が仕事を休まれる等で家庭での保育が可能な方には、家庭での保育の協力をお願いいたします。(以下省略)

https://www.city.osaka.lg.jp/kodomo/page/0000499996.html

期間は9月12日までとなってます。が、緊急事態宣言の延長は不可避なので、要請期間も同時に延長されるでしょう。私見となりますが、解除されるのは早くとも9月末でしょう。

これに伴い、協力した方への保育料の軽減(0~2歳児のみ)、育児休業からの復職期限の延長(令和3年10月末日まで)、「求職活動」を事由とする保育認定の有効期間の延長が行われます。

新型コロナウイルス感染症に伴い保育施設等が臨時休園等になった場合の保育料の軽減(0歳~2歳児クラス)について
https://www.city.osaka.lg.jp/kodomo/page/0000520165.html

大阪市の保育所等でも新型コロナウイルスの感染者が相次いで判明し、多くの保育所等が休園しました。

8/1~23(開所日数13日程度)の限られた期間であっても、336人の感染が確認されました。

【コロナ第5波】大阪市の保育施設で感染急増 8/1~23(開所日数13日程度)に336人・30%の施設で発生

これと同時に多くの保育所等が休園し、自宅保育等を余儀なくされる児童が多数発生しています。

大阪市は影響を受けた園児数を公表していませんが、これを推計する資料はあります。

大阪と同じく感染爆発が発生している名古屋市において、8月30日時点で51保育所等が休園して約4,800人の園児が登園できなくなっています。

保育園の休園7カ所増え約4800人登園できず…名古屋でコロナ新規感染者617人 自宅療養者約6千人に
https://www.fnn.jp/articles/-/231925

ここ1週間程度における大阪市の日々の陽性者数は、名古屋市よりやや多くなっています。

となると、大阪市内でも50保育所等以上が休園し、5,000人以上の園児が登園できなくなっていると推計できます。

社会全体の感染者が減らない限り、保育所等の休園は続きます。いつ休園になるか全く予測が付かないので、毎日が落ち着きません。