小学校の夏休みが始まってから1週間余りが過ぎました。

通っている小学校はオンライン授業による夏休み短縮は行わず、通常通りの期間となっています。子供目線ではとても短く、親目線ではとても長い夏休みです。

夏休みの付きものと言えば「宿題」です。終業式の日に学校から宿題一覧表を持ち帰ってきたのですが、思わず「多い!こんなにも?!」と零してしまいました。

・国語や算数等の1学期復習プリント(各15枚程度)
・絵日記(4日分)
・自由研究
・絵画(コンクール応募用)
・自由工作(コンクール応募用)
・読書感想文(800字~1200字)
・歌や楽器の練習(2学期にテスト)
・お家の手伝い
・運動日記(身体を動かした時間や内容を記す)

コロナ禍によって夏休みが大幅に短縮された昨年は、国語や算数等のプリント以外は任意扱いとなりました。しかし、今年は必須扱いです。更に一昨年と比べても増えています。

国語や算数等のプリントに大きな問題はありません。いきいきや自宅でまとめて解き、私が正誤確認をして子供に返しています。これだけだと分量が足りないので、市販の問題集で補充するぐらいです。

問題はそれ以外です。大変です。「親が手伝わないと殆どできない」のが大変です。

例えば自由研究です。題材例は配布されましたが、この中から選ぶわけにもいきません。子供が興味を持ち、無理なくできるものを身の回りから探さなければなりません。手間が掛かります。

題材を決めてもどの角度から研究するのか、どうやってまとめるのか等、とても子供1人でできる内容ではありません。

学校は「子供だけで仕上げて下さい」という意図で課しているのかもしれません。しかし、子供は学校で適切な指導を受けていません。家庭や子供に丸投げしている形です。

丸投げされたのであれば、適当に仕上げて提出すれば良いのかもしれません。が、そういうわけにもいきません。親が時間を割き、子供よりもむしろ親が関与した部分が多い自由研究とならざるを得ません。

他も同じです。小学生が1人で800字以上の読書感想文を書けるのでしょうか。子供だけに任せると、あらすじを書き抜きしただけの文章になってしまいます。学校での文章指導は脆弱です。

絵画や工作も親がつきっきりで無いと進みません。できません。更に今年は歌や楽器の練習や運動日記も宿題扱いです。そんなに丸投げされても困ります。

宿題の量が増えたのは、オンライン授業への移行と無関係ではないと睨んでいます。ほぼ全ての大阪市立小中学校で授業時間数が50時限ほど不足してしまいました。

土曜授業・6時間目授業・夏休みの短縮等だけでは十分な授業時間や学習内容を賄えず、一部を夏休みの宿題という形で切り出したのでは無いかと推測しています。

夏休みに外出する予定は殆ど無いとは言え、面倒な宿題を先送りしていたら時間が足りなくなるのは目に見えています。

重い腰を上げて子供を急かし、早めに終わらせる様にします。

2学期の学校生活はどうなってしまうのでしょうか。緊急事態宣言が続くと、昨年と同じ様に様々な学校行事が中止・延期されそうです。運動会にも暗雲が立ちこめます。