余りに痛ましい事故でした。
【八街5児童死傷】社長「今日は酒の匂い無し」梅澤容疑者「昼食で飲酒」元社員「飲酒運転が蔓延」
【ニュース・随時追記】飲酒運転トラックが八街市立朝陽小学校児童の列に突っ込む 男児2人死亡・1人重体・2人重傷 梅澤洋容疑者を逮捕

亡くなった児童の氏名が発表されました。川染凱仁君と谷井勇斗君でした。いずれも小学2年生です。

亡くなったのは小学2年生の川染凱仁さん(7)、谷井勇斗さん(8)の2人だ。

https://www.fnn.jp/articles/-/202835

他に3年生の女の子が意識不明の重体、1年生と2年生の男の子2人が大けがを負っています。

この道路の危険性は、以前からPTAが「危険だ」と指摘していました。

児童5人死傷 PTAが現場道路の危険性指摘 改善要望

28日、千葉県八街市で下校中の小学生の列にトラックが突っ込み、児童5人が死傷した事故で、今回、事故が起きた現場の道路については、子どもたちが通っていた小学校のPTAから「道幅が狭い一方で、交通量が多く危険だ」などと登下校時の危険性を指摘する声があがっていました。

このため、このPTAでは10年以上前から毎年、歩道の整備などを含む道路の改善を八街市に求めていたということです。(以下省略)

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20210629/1000066463.html

千葉県の道路事情が良くないという話は関西でも時折聞きます。

この道路は混み合う幹線道路をバイパスできる抜け道としても利用されています。一定以上の交通量があり、中には今回の事故を起こしたトラックも通行します。

ここを通学路と指定して小学生を歩かせるにも関わらず、歩道等はありませんでした。PTAが改善を求めるのも当然です。

しかし八街市の動きは鈍く、適切な対策を打った様子はありません。

本事故の最大の責任は、飲酒運転をしたトラック運転手にあります。ただ、飲酒癖があったドライバーに適切な指導を出来なかった運送会社、危険な道路を放置した八街市にも応分の責任があります。

大阪市内にも危険な道路や車両は少なくありません。数年前には登園途中の子供が住宅街を猛スピードで走る業務用車両に轢かれそうになった事がありました。

子供と一緒に登園路や通学路を歩くと、どこにどういった危険が潜んでいるかがよく分かります。行政には適切に対応して欲しいです。