当然の判断です。大阪市内に限らず、大阪府内全域で再検討して欲しいです。
(4/7追記)
府内全域の公道で中止し、万博記念公園で実施する予定です。
大阪府の吉村洋文知事は7日午後、大阪府庁で行われた定例会見で、大阪府内の公道を走る聖火リレーを中止すると発表した。吉村知事は「調整中だが、万博記念公園(吹田市)で入り口を締め切って代替え措置ができないか検討中」と話した。
会見では報道陣から「(きょうの新型コロナウイルス対策本部会議で)大阪府内全域で不要不急の外出を求めるということになりましたが、府内の聖火リレーはどうなるのか」という質問があった。
それに対し吉村知事は「聖火リレーの基準として、公道で聖火リレーをする場合、不要不急の外出の自粛をしている場合、あるいは緊急事態宣言が出ている場合、イベントの自粛要請をしている場合は公道の聖火リレーは中止するという基準があります。そして、この基準に基づいて大阪市における聖火リレーにおいては中止の判断をしたところです。本日、大阪府全域に対して不要不急の外出の自粛の決定をしましたので、大阪府全域において、公道を走る聖火リレーについては中止をいたします。その判断を大阪府としてやります」と答えた。
この決定に際し「調整中ですが、万博記念公園を完全に閉鎖して締め切って聖火リレーができないか検討している状況です。大阪市の聖火リレーだけではなく、市外の市町村で走る予定だった聖火リレーについても、万博記念公園で入り口を締め切って聖火リレーができないか協議している最中です」と代替え措置を検討していることを明かした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/839a1942fe636eafcb1b0efd7fdc07d372fb1346
大阪にとってはオリンピックの優先度は低いです。
万博記念公園でには、レッドステージで赤く照らされた太陽の塔があります。
この付近を走ることになります。コロナ危機と東京五輪、相反する要素を浮かび上がらせます。
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大阪知事“大阪市の聖火リレー中止を”
大阪府の吉村知事は1日、政府が、新型コロナウイルスの「まん延防止等重点措置」を、来週5日から1か月間、大阪府などに適用する方針を固めたことを受けて、府が重点措置の対象地域とする方針の大阪市での聖火リレーは中止すべきだという考えを示しました。
大阪市では、今月14日に聖火リレーが予定されています。
聖火リレーは大阪府内で4月13日・14日に行われます。
1日目/4月13日(火)
堺市→東大阪市→門真市→枚方市→豊中市→池田市→箕面市→茨木市→吹田市 ◎セレブレーション会場:吹田市 大阪府日本万国博覧会記念公園 お祭り広場2日目/4月14日(水)
泉佐野市→貝塚市→和泉市→岸和田市→大阪市→太子町→柏原市→大阪市→羽曳野市・藤井寺市→大阪市 ◎セレブレーション会場:大阪市 中之島公園 大阪市中央公会堂前
吉村知事が指摘したのは、4月14日に大阪城公園・大川・大阪市役所周辺で行われる大阪市区間です。18時34分にスタートし、19時40分にゴールする予定です。
https://gtimg.tokyo2020.org/image/upload/production/jnjqstydm683tcmftrf0.pdf
まん延防止等重点措置によって飲食店や人流に厳しい規制を行う以上、聖火リレーの実施とは整合しません。
聖火リレーを見る為に多くの人が押し寄せるのは避けられません。聖火リレーの実施によって華やいだ雰囲気が漂ってしまい、コロナ対策への緊張感が薄らぐのは避けられません。
更に府知事は明言していませんが、大阪における五輪や聖火リレーの重要性は決して高くないという点もあります。
府知事は五輪より万博を向いています(当然です)。「五輪は東京のイベント、大阪は大阪」という判断は全うです。
既に各地で聖火リレーが行われています。芸能人見たさに多くの人が集まって「密」が発生しています。
一方で医療機関や飲食店等はコロナ対策への対応を求められて疲弊しています。この矛盾をどう捉えれば良いのでしょうか。五輪実施したさに、不合理な判断が漂っています。