コロナウイルス、国立感染症研究所より
大阪府の吉村知事が「学校再開後は夏休みを短縮して授業時間を確保したい」「土日も使いたい」と明らかにしました。
夏休み短縮し授業時間確保したい
大阪府の吉村知事は、新型コロナウイルスの影響で府立学校の休校が長引き、子どもたちの学力低下が懸念されるとして、夏休みの期間を短縮して授業時間を確保したい考えを明らかにしました。
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、大阪府は高校や支援学校など、すべての府立学校を先月2日から休校にしています。
こうした状況について、大阪府の吉村知事は22日記者団に対し、「休校がかなり長く続き、勉強の遅れを取り戻す必要がある」と述べました。
そのうえで吉村知事は、「今回の事態が収束するようなら、夏休みを使って子どもたちの学力を取り戻したい。秋までかかった場合には土日を使いたい」と述べ、府立学校の夏休みを短縮したり、土日を登校日にしたりして、授業時間を確保したいという考えを明らかにしました。
また、吉村知事は、市町村立の小中学校の対応について、「おそらく府立学校に準拠する形になると思う」と述べました。
大阪・吉村知事 学校の「夏休み短縮」を検討
大阪府の吉村洋文知事は22日午後、大阪府庁で行われた新型コロナウイルス対策本部会議に出席。会議後の囲み会見で、休校が続いている府内の学校に対し、夏休みの短縮や土・日を使って授業時間を確保していくことを検討していることを明かした。
吉村知事は報道陣の夏休み短縮についての質問に「学力の遅れを取り戻す必要があり、コロナが収束していくという前提に立った時に、夏休みを使って学力を取り戻すというのは、ぜひやりたいと思います」と述べた。
また、土曜、日曜を使って学力の取り戻しをすることも、教育長がシミュレーションを検討しているとし「コロナが収束するかというところに大きくかかっている」と述べた。
吉村知事は、休校時間が長引けば教育格差が広がり、家庭でのストレスもたまることにつながる点や、子どもたちの状況を把握しにくいため、5月6日以降は、少しでも学校に登校できるようにしたいという意向を示した。しかし、府内の感染者数の状況などをみて、それができるかどうかはわからないとも話していた。
学校再開の判断については「5月に入ってからになってくるかな」と答えていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/932c773c1873b5b747365f8b3ae869878dd377ad
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(追記)
大阪市の松井市長も「夏休みの短縮・土曜登校」を指摘しました。
大阪市長 夏休み短縮で授業確保
大阪市の松井市長は、記者会見で、休校が続く大阪市立の小中学校について、「義務教育で1年にやらなければならないことは決められているので、それをこなすための時間を確保しなければならない。例年のスケジュールを適用することはできない」と述べ、夏休みなどを短縮したり、土曜日を登校日にしたりして、授業時間を確保したいという考えを示しました。
松井市長は冬休みの短縮も考えているそうです。
現在休校中の教育現場に関しては「義務教育は1年間どういう内容か決まっている。2月の半ばから休校で学校が機能していないので、どこかで取り返す必要がある。夏休み、冬休みどうするのかを話し合い、遅れている部分を取り返せるようにしたい」と話した。
https://news.goo.ne.jp/article/hochi/nation/20200423-134-OHT1T50127.html
授業時間の確保や接触機会の回避の観点から、今年は運動会も無くなりそうですね。
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3月以降の休校により、既に約7週間分の授業時間が消滅しています。夏休み全てを授業に費やしたとしても約6週間分しか確保できません。
大型連休明けから7週間分の授業時間を取り戻すには、お盆を除く夏休み(5週間分)、年末までの土曜(2週間分)に授業を行う必要があります。
同時に重要性が低い学校行事の多くが取りやめになり、授業に充てるでしょう。それでも秋までは土曜授業が行われる計算となります。
ハードスケジュールは避けられません。しかし、厳しい方法を選択したとしても、勉強の遅れを取り戻す必要があります。
中学生と小学生の子供がいる吉村知事は、自らの実体験や子供の様子から「学力の重要性」を強く認識しているでしょう。「学力を取り戻したい」とは至極当然の考えです。
これは大阪府知事の意見ですが、恐らくは大阪府内の市町村も追従するでしょう。こうした方針を取らない限り、十分な学習を行う為の授業時間を確保できません。
ただ、こうした判断を非難する声もあります。教育評論家の尾木直樹氏は「7時間授業に土曜登校なんて絶対やめて!!」と指摘しています。
毎日7時間授業
更に 土曜日登校させる自治体がある〜!?とんでもないです!
そもそも、このコロナとの戦いは
人類史上も初めての妖怪ウイルスとの戦い
どの国も「戦争」と位置づけて総力戦なのですーにもかかわらず、積み残し部分の回復の為に子どもたち(もちろん先生にも)人権侵害にも当たる過大な負担を強いるとは
何事でしょうか!まさに【教育虐待】に他なりません?(以下省略)
今日の記者会見で再開後のこと話した文科省
・補習授業をやる
・夏休み削減打ち出しました!
ほんとにそんな単純な数字合わせしか
頭に浮かばないとは
呆れます
呆然とします子どもたちキレますよ
無気力になりますよ
不登校激増しそうーー
学校で教えるべき内容を教えずに家庭任せにし、そのまま卒業させる方が「教育虐待」ではないでしょうか。
ただ、授業をスピードアップした上に7時間授業や土曜授業等を行うと、勉強に付いて来れない児童が大量に発生するのは避けられません。
丁寧な補習授業や習熟度別授業等、何らかの対策も同時に必要です。
休校期間中に家庭で行うべきなのは、学校から渡された学習プリントをしっかりと行い、動画授業等も視聴し、これまでの学習内容をしっかりと復習する事でしょう。
子供の勉強を見ていて、「当たり前にできていた内容が出来ていないか所がある」と気づいています。
簡単な漢字の書き取りや計算でミスが目立っています。言葉や数字から離れてしまう期間が長く、感覚が鈍っているのではないかと感じています。
たとえ学習量が少なかったとしても、言葉や数字に毎日触れる事により、一定の学力(感覚)は維持させたいです。
学校再開後の学力格差が本当に恐ろしいです。
毎日の体調管理&感染予防を
様々な報道等を見る限り、不特定ないし多数と共に過ごす(有症者が入り込むリスク)、一定の空間長時間密閉される、他人と同じ物を触れる(接触感染)、会話や食事等を行う(飛沫感染)と感染するリスクが高いと感じています。
マスクは依然として品薄ですが、楽天市場では徐々に入荷しています。Amazonでも時折入荷しています。
咳や微熱がある方は外出せず、自宅で療養するのが大切ですね。我が家は毎朝検温しています。学校や保育所等では朝の検温を義務化した方がよいかもしれません。
定期的に換気を行いたいですね。まだ寒い季節が続きますが、着込んで耐えます。
他人とは同じ物を共用せず、触れざるを得ない部分は消毒するのが効果的でしょう。手洗いを徹底し、手袋を常用するのも良いかもしれません。
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なぜ尾木直樹氏のコメントの大切な部分を削ぎ落としているのでしょうか?2番目には略すら書かれてませんし。
かなり怪しくないですかね。一部分のみを載せさらっと教育虐待だと言うのは。
別に一定の範囲を教えなくていいなんて言ってないでしょう?
単なる数字合わせではなく工夫が必要って言ってるんですよ。あの人は。
諸外国も感染対策に配慮しながらの学校再開を模索しているようです。
密集を避けるため、フランスは一度に教室に入る子どもの人数を15人に制限する案を打ち出し、ドイツのある州は7~8人にする案を検討していると、海外ニュースで報道されていました。休み時間も一斉にはとらず、順繰りに取って校庭での密集を避ける工夫が必要だとも。もちろん昼食もどう取るか、頭を悩ませているらしいです。
国情は違いますが、夏休みを削ったり土日授業にすればいい、といった単純な考え方だけではすまない気がします。
秋から冬にかけてのコロナ再流行も懸念されています。再度休校になるのは、本当にイヤです。