様々な自治体、新型コロナウイルス政府分科会、遂に政府も「帰省は慎重に判断を」「自粛を」と呼びかけ始めました。

新型コロナウイルスの感染拡大で、医療現場がひっ迫する中、関西の2府4県などでつくる「関西広域連合」は、年末年始には市民にこれまでとは違った行動をとるよう求める「緊急宣言」を採択し、帰省や忘年会などの自粛を呼びかけました。

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20201219/2000038841.html

(4)年末年始の帰省年末年始に、多くの人が帰省をお考えになっているかと思いますが、帰省する場合には、三密回避を含め基本的な感染防止策を徹底するとともに、特に大人数の会食を控えるなど、高齢者等への感染につながらないよう注意をお願いします。そうした対応が難しいと判断される場合は、帰省について慎重に検討頂きますようお願いします。特に発熱等の症状がある方などは、帰省を控えて下さい。帰省される場合には、年末年始の休暇を分散して取得するなど、混雑する時期を避けて頂くようにお願いします

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000706190.pdf

加藤勝信官房長官は16日午前の記者会見で、菅義偉首相が14日の政府対策本部で「慎重に検討して」と語った年末年始の帰省について「自粛を一律に要請しているわけではないが、政府が最大限の対応を取っていることも踏まえ、まさに慎重に検討していただきたい」と述べた。

https://digital.asahi.com/articles/ASNDJ42CWNDJULFA00N.html

これに呼応したのでしょうか。年末の東海道新幹線の予約状況が激変しています。

例年でしたら帰省のピーク日でなるであろう、12月30日(水)の東海道新幹線予約状況をエクスプレス予約で確認してみました。

取り上げるのは12月30日午前10時過ぎに東京駅を出発する下り(のぞみ23号・東京発博多行)と、同時間に新大阪駅を出発する上り(のぞみ8号博多発東京行)の普通6号車です。東京駅と博多駅の間を走行する速達列車です。

両列車の普通6号車は中央部に近く、最も早いタイミングで予約が埋まる車両です。年末年始の帰省シーズン、この車両は「満席」が当然です。

実は11月末に同じ列車を確認した際は、下りがほぼ満席、上りは殆どが空席でした。「東京からの帰省は例年通り、関西から関東への帰省へ激減?」と感じました。

先ほど(12月19日夕方)に確認したところ、状況が一変していました。上りは引き続いて殆どが空席でしたが、下りは空席が目立ち始めています。

【下り】

【上り】

https://expy.jp/

12月30日の午前10時に東京駅を出発する博多行のぞみ号にこれほどの空席が残っているのは、知る限り初めての事です。

例年ならば予約開始日(乗車日の1か月前)の午前10時から予約申込が殺到し、午前11時頃には概ね満席となる列車です。

今年も11月30日には概ね満席となっていました。しかしその後にキャンセルと新規申込が交錯し始め、現在はキャンセルが相次いでいる様子です。

当初は例年通りの帰省(特に首都圏から全国へ)を考えていた家庭が相当数あったのでしょう。

しかし、新型コロナウイルス感染者の爆発的な増加、自治体等による呼びかけ、そして帰省先からの「見送って欲しい」との声を受けたのか、徐々に帰省予定を取りやめる家庭が増えていると感じました。

また、GoToトラベルの一時停止も相当に効いているでしょう。割引再開後まで旅行を先送りにするケースが専らだと思います。

我が家も年末の帰省は見送ります。感染者が減少した秋に、一足早く帰省を済ませました。次に帰省するメドは全く立っていません。年度末、それともGWかもしれません。

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(12/29追記)
同じ列車の予約状況を12月29日午前11時頃に再確認しました。

【下り】

【上り】

https://expy.jp/

下り・上りに共通しているのは「グループ乗客の減少」です。

たとえば19日時点の上記下り車両には19グループ(隣接する2席以上が予約されている組数)が乗車予約していました。しかし、29日時点では14グループまで減少しています。

これはGoToトラベルや家族帰省のキャンセルといった要因が大きいのでしょう。

一方、隣接した座席が予約されていない1人客は、19日も29日も23人のままです。

下り列車の1人客は東京で単身赴任や学生生活を過ごしている方が多く、年末年始を実家で過ごしたい気持ちがより強いのだと考えられます。

上り車両はより顕著です。グループ客は7組から4組へ減少しました。予約済の4組は他の列車も同じ座席が予約済とされているので、意図的に予約済とされている可能性が高いでしょう。

となると、この上り車両のグループ客は皆無です。1車両に1人客10人が点在するだけです。空気輸送です。

今年の年末年始に新幹線で移動する方の大半は、単身赴任先や下宿先等からの帰省客だと考えられます。駅で家族連れが祖父母と名残を惜しむ光景は殆ど見られないでしょう。

ただ、家族連れが全く帰省しないとは考えにくいです。例年より自動車を利用して移動する方が大いに増加するのだと考えています。

9月や11月の3連休では新幹線の混雑が話題になりましたが、それ以上に高速道路の渋滞が酷かったのを覚えています。

年末は数年に一度の寒波が押し寄せるので、立ち往生しないか心配です。早めに移動し、遅めに帰るのが良さそうです。

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