大阪府内の新型コロナウイルス感染者、昨日12月8日は258人でした。少しずつですが減少し始めています。居酒屋等への営業時短要請が効果を上げ始めたのでしょうか。

しかし重症患者は増え続けています。昨日時点での重症病床使用者は146人に達し、使用率は大阪モデル赤信号基準たる70%を越えました。

http://www.pref.osaka.lg.jp/default.html

また、昨日発表された重症患者の中には、基礎疾患を伴う未就学男児が含まれていました。非常に心配です。

http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/23711/00376026/1208.pdf

個票廃止以降、大阪市内で子供が感染した事例が掴みにくくなっています。

ただ、第3波で大阪市内の児童関連施設2箇所でクラスターが発生しています。また、府内の感染者急増に伴い、未就学児がPCR検査を受けた事例も増加していると考えられます。

大阪市は保育所等を通じて各家庭に対し、児童本人が感染者・濃厚接触者となった事例のみならず、同居家族がPCR検査を受けた児童に対しても結果が判明するまでは家庭で保育を行う様に要請しています。

また、陽性に応じて家庭保育を行った期間につき、保育料を日割りで払い戻す措置を行っています。

新型コロナウイルス感染症に伴い保育施設等が臨時休園等になった場合の保育料の軽減(0歳~2歳児クラス)について

(中略)
それに加え、現在、全国的に感染者が増加しており、大阪市内においても急激な感染拡大がみられ、それに伴い保育施設等からの感染者の発生報告も増えているため、令和2年11月26日に大阪市から各保育施設等に対し、利用児童の同居家族がPCR検査を受ける場合は、必ず保育施設への報告を保護者の方に依頼するとともに、可能であれば結果が判明するまでは家庭保育をしていただく事が望ましいことを保護者の方に伝えていただくよう依頼しています。

つきましては、児童の同居家族がPCR検査を受け、結果が出るまでの期間、家庭保育いただいた場合も、保育料の日割り軽減の対象とさせていただきますので、対象となる場合は申請書を提出してください。

対象者期間申請の要否
①市町村が臨時休園等を要請した施設の入所児童臨時休園等の期間不要
②市町村が感染者または濃厚接触者と指定した児童指定期間必要
③同居家族がPCR検査を受け、検査結果が判明するまで家庭保育を行った児童PCR検査の申込日から検査結果の判明日必要

https://www.city.osaka.lg.jp/kodomo/page/0000520165.htmlより作成

3歳児以上の保育料は無償化されましたが、0歳児~2歳児の保育料は従前のままです。最高金額だと70,600円に達してしまいます。また、0-2歳児の保育料が一本化されているので、2歳児保育料の負担感が相対的に強まっています。

令和2年度の保育施設等の保育料のお知らせ
https://www.city.osaka.lg.jp/kodomo/page/0000501253.html

保育施設を利用していない児童とのバランスもあるでしょうが、少し高いなあと感じてしまいます。日割りでも返金されると助かります。

特に上の子と年齢が離れている為に、満額の保育料が発生してしまう家庭は大変です。同時に保育所等に在籍していれば保育料が半額や無償になっていました。余りに理不尽であり、少子化対策に逆行していますね。

お世話になっている保育所等や学校の関係者が「PCR検査や抗原検査を受けた」という話は未だ聞いていません。恐らくは聞いていないだけであり、水面下で多くの方が受けているのでしょう。

昨日までの大阪府内の累計感染者は約23,000人です。累計での陽性率が5%だとしたら、既に約46万人がPCR検査等を受けていると推測されます。大阪府人口の約5%、20人に1人です。

これだけ多くの方が検査を受けているのですから、保育所等や学校の関係者の誰かが受けた経験があると考えるのが自然です。検査は身近な存在となっています。

大阪市が家庭保育を要請するからには、期間中の保育料を返金するのは当然ですね。

とは言え、PCR検査等を受けずに済むのが一番です。年末年始に向け、これまで以上に感染予防を心がけたいです。