大阪府内の新型コロナウイルス感染者は急増から横ばいないし減少傾向に転じています。
大阪モデル赤信号(レッドステージ)に先立って行われた、大阪市北区・中央区の飲食店等への時短要請や関連報道等が一定の効果を発揮したのでしょうか。
しかしながら大阪市立学校関係者の感染は止まりません。
ここ2週間の間だけでも、茨田西小学校・安立小学校・住之江中学校・鶴見商業高等学校・成南中学校・矢田北小学校・中大江幼稚園・中道小学校の児童生徒や教職員が感染しています。特に鶴見商業高校は臨時休校から再開した後に再び休校しています。
新型コロナウイルス感染症による学校休業状況(令和2年度2学期)
校園名(所在地) 判明日 感染者 休業期間 備考 茨田西小学校 12月7日(月曜日) 児童1名 12月8日(火曜日) 12月9日(水曜日)以降は決まり次第お知らせします 安立小学校 12月5日(土曜日) 児童1名 12月7日(月曜日) 12月8日(火曜日)から再開 住之江中学校 12月5日(土曜日) 生徒1名 12月7日(月曜日) 12月8日(火曜日)から再開 鶴見商業高等学校 12月3日(木曜日) 生徒1名 12月4日(金曜日) 12月7日(月曜日)から再開 成南中学校 12月2日(水曜日) 教職員1名 12月3日(木曜日) 12月4日(金曜日)から再開 矢田北小学校 11月26日(木曜日) 教職員1名 11月27日(金曜日) 11月28日(土曜日)から再開 中大江幼稚園 11月26日(木曜日) 学校関係者1名 11月27日(金曜日)から12月2日(水曜日)まで 12月3日(木曜日)から再開 中道小学校 11月25日(水曜日) 児童1名 11月26日(木曜日) 11月27日(金曜日)から再開 鶴見商業高等学校 11月24日(火曜日) 生徒1名 11月25日(水曜日) 11月26日(木曜日)から再開
学校も大慌てでしょう。今日12月8日が臨時休校となった茨田西小学校は、昨日7日は通常通りの授業や給食が行われていました。しかし、昨夕に慌てて本日の臨時休校を連絡・発表しました。
新型コロナウイルス感染症にかかる対応について
本日、本校の児童が新型コロナウイルス感染症に感染したことが判明いたしました。
これを受けまして、今後、状況を把握し、大阪市教育委員会、保健所等と連携し、感染拡大防止を図るため、明日12月8日(火)は臨時休業とさせていただきます。
明日、12月8日(火)以降の対応につきましては、保護者メール等でご連絡させていただきます。
急なご連絡となり、保護者の皆さまにも大変ご心配をおかけしますが、何とぞご理解ご協力をお願い申しあげます。
なお、明日12月8日(火)は、いきいき活動も中止いたします。(中略)
【お知らせ】 2020-12-07 17:52http://swa.city-osaka.ed.jp/weblog/index.php?id=e701576&type=1&column_id=1501572&category_id=1111
昨日7日が臨時休校となって本日8日から再開した安立小学校は、その直前の4日に予定していたハルカス見学が急遽中止になったそうです。大阪モデル赤信号により、大阪市立小中学校は様々な行事や社会見学等が中止・縮小されています。
12月4日(金)予定していたハルカス見学が、延期になったことを知った子どもたちからは、「えええーっ!」や「楽しみにしてたのに!」と言う声が、たくさんあがりました。しかし担任から、『レッドステージ』がどのような意味かを聞くと、健康の大切さをわかってくれた様子でした。
http://swa.city-osaka.ed.jp/weblog/index.php?id=e721631&type=1&column_id=1500311&category_id=82
出席停止・登校自粛基準の引き上げ
大阪府内の感染者がこれだけ拡大してしまうと、学校関係者が感染してしまうのも仕方ないでしょう。
問題なのは関係者の感染を防ぐと同時に、感染者が学校へ入り込まない仕組み作りです。
昨日、学校からこの様なプリントが配布されました。出席停止・登校自粛基準の引き上げです。
学校への連絡のお願い
これまでは、複数の同居家族に、かぜの症状や発熱が続く等、かかりつけ医又は「新型コロナ受診相談センター」に相談すべき症状が見られる場合としておりましたが、同居家族のどなたか1人でも、かぜの症状や発熱が続く等、かかりつけ医又は「新型コロナ受診相談センター」に相談すべき症状が見られる場合には、必ず学校へ連絡をいただき、登校を控えて休養させるようお願いいたします。この場合も「出席停止」として扱います。
http://swa.city-osaka.ed.jp/weblog/files/e701576/doc/176404/3348423.pdf
同居家族の誰かが新型コロナウイルスの感染が疑われる症状が出た場合、学校へ連絡して出席を控えて欲しいという趣旨です。これまでは「複数の同居家族」とされていましたが、この基準が「1人でも」へ強化されています。
学校もピリピリしています。担任の先生からクラスの児童に対し、マスク着用・手洗い・手指消毒・日頃の健康管理を改めて徹底して欲しい旨の話があったそうです。
コロナウイルス感染による臨時休校を防ぐには、ウイルスを家庭に持ち込まないのが重要です。その為には、行動範囲が広い大人が慎重に行動する必要があります。児童生徒の感染経路の8割弱は「両親」です。
様々なお誘いやイベントが多い時期ですが、今年は控えめに行きたいですね。
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(追記)
学校が休業するに至らなかった、教職員等の感染も発生しています。
【令和2年11月24日判明】教育委員会事務局の新型コロナウイルス感染症患者の発生について
1 職員情報
所属:大阪市立下福島中学校(大阪市福島区玉川1-4-11)
職種:教職員
所管保健所所在地:大阪府
発症日:令和2年11月20日(金曜日)
最終勤務日:令和2年11月20日(金曜日)
PCRまたは抗原検査日:令和2年11月23日(月曜日)(PCR)
陽性判明日:令和2年11月24日(火曜日)
市民との接触の有無:あり(保健所の指示・指導に従い適切に対処してまいります。)
マスク着用の有無:常時着用
最終勤務日が3連休の直前だったこと、仮に感染した教職員や児童生徒等がいたら3連休中に発症すると推測される等により、学校を休業しないという判断を行ったのでしょう。
児童生徒と比べて、教職員の感染は相対的に多いですね。