近畿大学奈良病院に勤務する看護師3人及び患者2人がコロナウイルスに感染していました。
感染経路は「大阪市内での夜通しパーティー・カラオケ・飲食店」だと推定されています。
夜通しパーティーやカラオケ…看護師3人感染 患者2人も 奈良、拡大恐れ
近大奈良病院（奈良県生駒市）は10日、4日以降10日までに、20代の看護師3人と70代の入院患者2人の計5人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。看護師の1人は発熱後も病棟勤務を続けていた。看護師3人は大阪市内で夜通しパーティーに参加したり、カラオケに興じたりしており、県は感染経路と推定している。
県は看護師の感染経路が全員同じではないと推定されることから、現段階ではクラスター（感染者集団）の発生ではないとしている。同病院は職員や入院患者など計約2000人を対象にPCR検査（遺伝子検査）を進めており、さらなる感染者が判明する恐れもある。
看護師3人のうち4日に感染が判明した男性看護師について、県の説明は当初6月27～28日に大阪市内で知人らと会食したとの内容にとどまっていたが、荒井正吾知事が8日の定例記者会見で「知人13人と『夜通しパーティー』をしていた」と明らかにした。
女性看護師2人は他の同僚2人と同市内のカラオケ店や飲食店で遊興していた。うち1人は37・8度の熱を発症した後も病棟で勤務し、4人で兵庫県内に遊びに出掛けていた。
患者2人はこの看護師以外の感染看護師2人が勤務する別の病棟に入院しており、病室で感染した可能性が高いという。
城谷学院長は会見で「患者や地域の皆様にご迷惑をおかけし誠に申し訳ない」と謝罪。看護師の行動について「責任ある行動ではない」「指導不足だった」と繰り返した。職員には2月以降、「3密」を避けるよう繰り返し通知し、医療従事者としての自覚と感染対策の徹底を促していたという。
院内感染の看護師３人、休日に夜通しパーティー・カラオケ…病院長「教育を見直す」
看護師や患者が新型コロナウイルスに感染した近畿大奈良病院（奈良県生駒市）は１０日、県庁で記者会見し、城谷学病院長が院内感染について、「患者や地域の皆様に多大なご迷惑をかけ、申し訳ない」と謝罪した。
病院によると、看護師３人は休日に夜通しのパーティーに参加したり、カラオケ店などに行ったりしていた。城谷病院長は「（医療従事者らの）教育を含めてやってきたつもりだが、徹底できていたのかを見直す必要がある」と述べた。
病院は新規の患者や救急外来の受け入れを中止するなどし、病院の医療従事者と入院患者ら計約２０００人を対象にＰＣＲ検査を実施する事態になっている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b323c06ff22142e491e0e5032dea1698a08cfb56
当院職員の新型コロナウイルス感染についての報告（第6報）
お知らせ 2020-07-11当院において、これまでに5名（看護師3名、患者様2名）が新型コロナウイルスに感染していることが判明しておりますが、7月11日（土）13時現在、新たな陽性者は判明しておりません。今後の経過・対応については、奈良県・所轄の保健所と協議のもと進めるとともに、ホームページ等でご案内させていただきます。みなさまにはご心配・ご迷惑をおかけいたしますが、新型コロナウイルスの感染拡大防止に全力で努めてまいりますので、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
近畿大学奈良病院は奈良県生駒市にあります。山を挟んだ西側は大阪府です。
素直に考えると、遊びに行ったのはなんばでしょう。近鉄生駒線・奈良線を利用すれば、小一時間で辿り着けます。第二阪奈道路を利用すればあっという間です。
6月下旬のなんばでは、クラスターと化したミナミのバー等に由来する感染が広がっていました。また、それ以外の飲食店やホストクラブ利用者からの感染も疑われていました。
こうした状況下において、プライベートでも細心の注意を払うべき医療従事者が、よりによってハイリスクな場所への出入り、そしてパーティー・カラオケ・飲食というハイリスクな活動を行っていたのには言葉がありません。
「おかしい」としか言い様がありません。
一定の感染者が市中に存在する現在において、何らかの機会で感染してしまう可能性はあります。
しかし、ハイリスクな場所及び行動を控える事により、感染する可能性を低減する事は可能です。特に重症化しやすい入院患者と接する職場であれば、尚更です。
キツい言い方ですが「なるべくして感染した」としか思えません。
