コロナウイルス、国立感染症研究所より
大阪の医療体制、深刻さを増しています。医療崩壊前夜かもしれません。
“十三市民病院を中等症患者に”
大阪市の松井市長は、新型コロナウイルスに感染した人のうち、酸素吸入などが必要な「中等症」と呼ばれる、やや症状の重い患者の治療体制を強化する必要があるとして、大阪・淀川区にある大阪市立十三市民病院で、中等症の患者を集中的に受け入れることを明らかにしました。
この中で、大阪市の松井市長は、新型コロナウイルスに感染した患者への対応について、「重症の患者への準備は一定、進んでおり、軽症の人は滞在場所をホテルなどにしてもらう。問題は中等症の患者で、専門の病院が必要だ」と述べました。
そのうえで、「酸素吸入などの設備もある市立の十三市民病院を中等症の患者を治療する専門病院にしたい。別の症状で入院している患者もいるが、周辺の病院に転院していただく。できるだけ早い時期に、中等症の患者を治療したい」と述べ、大阪・淀川区にある大阪市立十三市民病院で、中等症の患者を集中的に受け入れることを明らかにしました。
また、松井市長は、「医療現場ではマスクや防護服が足りなくなっていて、防護服の代わりにゴミ袋をかぶって治療にあたっている状態だ。家庭に新品の雨がっぱがある人は府や市に連絡をいただきたい」と呼びかけました。
大阪市立十三市民病院は大阪市の北部、淀川区にあります。平成14年に移転新築された、比較的新しい病院です。
同病院は第二種感染症指定病院ではありませんが、陰圧環境が保たれる結核病床が設けられています。
十三市民病院 呼吸器内科に日頃から多数のご紹介を頂き、誠にありがとうございます。当科の特色としましては、陰圧隔離病棟を有しておりますので、排菌陽性の肺結核症例、または疑い症例に対応が可能です。また、画像的に肺結核、肺癌、肺真菌症などが考えられる症例に対して、気管支鏡検査などにより鑑別診断を行っております。より迅速に対応して参りますので、是非ご紹介下さい。
https://www.osakacity-hp.or.jp/juso/about/departments/respiratory.html
大阪市域の病床が全く足りない中、感染症指定病院ではなく、大阪市の指揮系統にある同病院に白羽の矢が立ったのでしょうか。
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(4/15追記)
報道によると、十三市民病院では既に10名のコロナウイルス感染者が入院しているそうです。
地元淀川区選出の北野市会議員が「地元は何も聞いていない、大阪市健康局長すら知らない」と苦言を呈しています。
市民病院機構の部長らが市役所に血相変えてこられたが、何も知らされていず、説明の材料もないとのこと。驚くことに、大阪市健康局長さえ知らされていなかったとのこと。地元からはジャンジャン電話が鳴りっぱなし。地元議員も誰も何も聞いていない。
言うだけではダメだと批判される。そこで是非提案したい。休眠病棟の利活用をもっと進めてほしい。
市職員の25%が、保健医療等の応援に入る、明日15日からフル活動して、ぜひ休眠病棟のワンフロアでもいい、一部でもいい、ぜひ探しては如何だろうか。
https://www.facebook.com/100003589416601/posts/2694966240632997/?d=n
とある方が「吹田市の旧国立循環器病医療センターは空いているのでは無いか?」と指摘していました。
コロナ専門病院化は当事者である十三市民病院も知らなかった様子です。
十三市民病院側は、何も聞かされていないそうで…😶
— 法治茶と和菓子 (@pieces006) April 15, 2020
特に大きな影響を受けるのは分娩です。実は人口18万人の淀川区で分娩可能な産婦人科は、十三市民病院と個人クリニックの2か所しかありません。
大阪市淀川区 分娩取扱医療機関情報を下記より選択してください。
2件中 1~2件を表示大阪市立十三市民病院
郵便番号:532-0034
住所:大阪府大阪市淀川区野中北2丁目12番27号
URL:http://www.osakacity-hp.or.jp/juso/
電話番号:06-6150-8000かわばたレディスクリニック
郵便番号:532-0023
住所:大阪府大阪市淀川区十三東2-5-15
URL:http://www4.plala.or.jp/kwbtlc/
電話番号:06-6308-7660
ここで分娩する予定の方は大慌てです。
結局一切電話つながらんのんで十三市民きた。分娩どうなるんかな、これからどうなるんかな。病院はまだコロナ対応してないって雰囲気やけどな。 pic.twitter.com/sotSiuVbdm
— m d k (@323mdk) April 15, 2020
十三市民病院といえば区内で分娩できる貴重な産婦人科も入ってるからここで出産予定の人はいきなり予定が狂って不安やろね…
転院となると近くても他区になるのかな— mikko (@mikko1207) April 14, 2020
市民病院をコロナ専門病院にするのは一つのアイデアでしょう。しかし、これによって極めて多くの方が影響を受けます。
どうやって対応するかを入念に検討し、計画と対応策を同時に発表するのが筋ではないでしょうか。
以前から気になっていましたが、松井市長は軽はずみな発言が余りに多すぎます。
その一つは休校発表でした。安倍首相の全国一斉休校要請の影に隠れてしまいましたが、その2時間ほど前に唐突に「月曜日から休校します」と公表しました。
何も聞かされていなかった学校は大慌てです。教育委員会も極限られた人しか知らされていなかったのではないでしょうか。
学校は殆ど準備もできないままに休校が始まり、今に至っています。
市長の発言は大きな影響力があります。それを肝に銘じて市政に当たって欲しいです。
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防護服不足、雨ガッパで代用
雨がっぱ買い取り方針 新型コロナの医療現場で防護服不足―大阪
大阪市の松井一郎市長は14日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い大阪府内の医療現場で防護服が不足していることを受け、「家庭に使用していない雨がっぱがある人、在庫が余っている人はぜひ大阪府市に連絡してほしい。しっかりと購入させていただく」と述べ、提供を呼び掛けた。
府庁で開かれた医療機関関係者らとの会議後、記者団の取材に語った。医療現場では防護服が足りず、「ごみ袋をかぶって(医師らが)治療している状態だ」と窮状を説明。一般市民らの協力の必要性を訴えた。
雨がっぱは、透明で未開封のものが対象。大阪府市が窓口となって買い取る方針で、詳細は今後詰める。松井氏はフェースシールドについても「手作りでも、あればいただきたい」と付け加えた。
虚構新聞だと思ったら、時事通信の配信記事でした。この呼びかけ、冗談では無いそうです。
既に他地方では雨ガッパで代用している医療機関があるそうです。
コメントを出した神奈川県医師会副会長の宮川政昭副医師は「一部では医療崩壊が始まっている」と指摘する。宮川医師は、緊急時の装備が不十分なため、苦肉の策でレインコートとシャワーキャップで対応していることを明かした。ゴミ袋を防護服代わりにしている医師もいるという。
新型コロナウイルスの感染拡大が深刻な米ニューヨーク市当局が、地元のスポーツチームなどに対しレインコートの提供を求めている。医療用ガウンの代用として使うためだ。
https://jp.wsj.com/articles/SB12455294765627133433304586322841315580856
市民から雨ガッパを買い取るぐらいなら、予算をはき出してマーケットから購入すべきでしょう。それとも、市中在庫すら枯渇しているのでしょうか。
プライベートで雨ガッパが必要な方は、早めに購入した方が良さそうですね。しばらくは入手できなくなりそうです。
医療崩壊の足音が刻一刻と迫っているのを感じさせられます。コロナウイルスに対応している現場は想像以上に疲弊・混乱・切迫しているのかもしれません。
恐るべき勢いで事態は切迫化しています。
大阪市は保育所等の臨時休園(特段の事情のある方のみ保育継続)に踏み切り、経済活動を抑止すべきです。子育て世帯にとって辛い話ですが、仕方ありません。
なお、最新の感染者数等は、下記投稿をご覧下さい。
毎日の体調管理&感染予防を
様々な報道等を見る限り、不特定ないし多数と共に過ごす(有症者が入り込むリスク)、一定の空間長時間密閉される、他人と同じ物を触れる(接触感染)、会話や食事等を行う(飛沫感染)と感染するリスクが高いと感じています。
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咳や微熱がある方は外出せず、自宅で療養するのが大切ですね。我が家は毎朝検温しています。学校や保育所等では朝の検温を義務化した方がよいかもしれません。
定期的に換気を行いたいですね。まだ寒い季節が続きますが、着込んで耐えます。
他人とは同じ物を共用せず、触れざるを得ない部分は消毒するのが効果的でしょう。手洗いを徹底し、手袋を常用するのも良いかもしれません。
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