乳幼児の虐待死が続きます。
静岡県富士市で1歳8カ月の娘に暴行を加えて死亡させた疑いで、21歳の父親が逮捕されました。
1歳8カ月の長女に暴行を加えて死なせたとして、静岡県警は12日、父親で無職の藤原哲太容疑者(21)=同県富士市水戸島本町=を傷害致死の疑いで逮捕し、発表した。認否を明らかにしていない。
富士署によると、藤原容疑者は昨年12月下旬、県東部で娘の瑛茉(えま)ちゃんに暴行を加え、1月上旬に入院先の病院で死亡させた疑いがある。藤原容疑者は妻と瑛茉ちゃんとの3人暮らし。
12月26日に富士児童相談所から「病院に搬送された女児に虐待の可能性がある」と署に通報があり、発覚した。県警は虐待があった可能性もあるとみて慎重に調べている。
父親「誤って落とした」 富士、1歳娘傷害致死容疑
1歳8カ月の長女に暴行を加え、死亡させたとして富士署に傷害致死容疑で逮捕された父親(21)=富士市水戸島本町=が事件発生直後、静岡県警の任意の事情聴取に対し、「誤って娘を落とした」などと説明していたことが12日、複数の関係者への取材で分かった。
同署などによると、2018年12月25日、長女は何らかの暴行を受け、当時住んでいた市内の自宅で容体が急変した。急変時、自宅には長女と両親の3人がいて、長女は容疑者と一緒だったとみられる。長女はことし1月3日、頭部外傷により、入院先の静岡市内の病院で死亡した。
関係者によると、容疑者は容疑を否認している。事件直後には「あやしている時に誤って落としてしまった」と説明していたという。長女の体に、日常的に暴行を受けたようなあざなどはなく、県警は突発的に危害を加えた可能性があるとみて経緯を調べる。
県富士児童相談所などによると、長女を診察した医療機関から26日に通告を受けた児相は、長女の様子を確認し、容疑者、妻と面接した上で、頭部に重篤な症状が見られたため、「けがをして受診した女児に虐待の可能性がある」として同署に通報した。事件前に長女に関する相談や通報などはなかったという。
https://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/645073.html
藤原哲太容疑者は「あやしている時に誤って落としてしまった」と説明しています。確かに誤って落としてしまう可能性が無いとは言えません。
私自身、あやしている最中に誤って落としそうになった事はあります。
1歳8カ月女児の平均体重は10.4kgです(詳細はこちら)。両手で抱きかかえる様に抱っこしないと、重たくて落としそうになってしまう重さです。
腕だけで抱っこすると危ないのでく、重さを身体全体で受け止める様に抱っこしています。
しかし、瑛茉ちゃんの外傷が通常起こりえる物ではなかった様子です。12月25日に搬送された病院は早々に虐待の疑いを抱きました。
同病院は翌26日に静岡県富士児童相談所へ通告し、同児相は同日中に静岡県警富士署へ通報しました。非常に早い対応でした。
現時点では突発的に危害を加えた可能性があるとみられています。
小さな子供をあやしている最中に、何らかの衝動に襲われる気持ちは理解できます。しかし、そこで踏み止まるのが大人としての責任でしょう。
どうしても我慢できない時、私は子供をベビーカーに乗せてひたすら散歩していました。何時間も歩いていれば、その内に昼寝してくれました。束の間の休息が取れました。
瑛茉ちゃんの様子がおかしくなった当時、自宅には母親も在宅していました。夫1人ではあやしきれないと感じたら、妻にバトンタッチする事もできました。
やはり解せません。