華やかなG20大阪サミットの影で、子育て世帯の生活が犠牲になろうとしています。

子供達の安全確保の為、大阪市を初めとする府内一部地域の学校・幼稚園等が休校・休園になります。

【G20大阪サミット】2019/6/27(木)・6/28(金)は全ての大阪府立学校・大阪市立学校園が臨時休業

唐突に平日2連休(土日も含めれば4連休)となってしまった子供は、どうやって過ごせば良いのでしょうか。

朝日新聞が取り上げています。

 28、29日に大阪で行われる主要20カ国・地域(G20)首脳会議。その開催に伴い、大阪府内では平日の27、28日に700近い幼稚園や小中高校などが休校に。その余波は保育所にも及んでおり、保護者らが頭を悩ませている。

 「平日に連休を取るなんて、私の職場では無理。子どもはどうしたらいいんでしょう……」。大阪市の看護師の女性(39)は、こう言ってため息をついた。

 小学2年の長男(7)は普段、放課後や土曜日は学校内にある学童保育で友達と宿題をしたり遊んだりして過ごす。だが学童保育も小学校に合わせ、27~29日は活動休止。子どもが犠牲になる事件や事故が相次ぐ中、長男を1人で留守番させたくない。だが自宅近くの民間託児所に預けると、3日で3万円近い利用料が必要になる。夫も仕事で手が離せず、悩んだ末に26日に仕事が終わった後、電車と車で約2時間の距離の実家に長男を連れていくことにした。

 「10連休も預け先を確保するのに苦労したし、今年は『休み』に振り回されてもうクタクタ」

 大阪府などは昨年度末、全ての府立学校と大阪市立の全ての幼稚園、学校を、6月27、28日は休みにすると決めた。G20に伴う大規模な交通規制で一般道も混雑する可能性を踏まえ、大阪府は「子どもの通学上の安全確保のため」とその理由を説明した。

 こうした状況の中、保育の現場でも混乱が起きている。幼稚園や小中学校が休みになることで、小さな子どもを持つ保育士の多くが出勤できなくなるためだ。

 大阪市によると、G20のメイン会場となるインテックス大阪(同市住之江区)がある咲洲(さきしま)周辺の一部の保育施設は休園するが、その他は基本的に運営するはずだった。だが同市中央区のある認可保育所は27、28日を「家庭保育協力日」とし、「家庭で保育してほしい」と保護者に伝えた。事実上の「お休み」だ。担当者は「保育士の人繰りがつかない」と嘆く。(以下省略)

https://digital.asahi.com/articles/ASM645FS8M64PTIL015.html

記事にある「学校内にある学童保育」とは、児童いきいき放課後事業(いきいき)です。

原則として平日は授業終了後から18時、土曜日や長期休業中は8時半から18時まで、小学生へ放課後の活動場所を提供しています。

大阪市立学校は通常授業のみならず、いきいきも休業します。

【G20大阪サミット】「いきいき」も臨時休業! 2019/6/27(木)・6/28(金)・6/29(土)・6/30(日)は4連休

我が家もいきいきを利用しています。初めは「授業がないけど、いきいきはあるだろう。通常通りに仕事をする。」と考えていました。

しかし、いきいきも休業すると聞き、事態は一変しました。「このままでは、小学生が留守番する羽目になってしまう」と危機感を抱きました。

仕事の休みを調整し、実家の手助けも求め、何とか算段を付けました。

多くの方が対応に苦慮している、という話も聞いています。

夫婦で1日ずつ休む、水曜日に迎えに来てもらって祖父母宅で過ごす、勤務先がサミットの都合で臨時休業する、1人で留守番させざるを得ない、近所の友人宅で過ごす等、多くの家庭がサミットに振り回されています。

記事にある通り、子育てしている大阪市民は10連休に続くサミット連休でクタクタです。子供は嬉しいかもしれませんが、過ごし方を考える親は大変です。そして来月には夏休みがやってきます。

学校や保育所も対応に追われる

10連休・サミット連休により、学校の授業時間も減少しています。「学力向上」を大きな目標としている大阪市立学校にとって、頭が痛い問題でしょう。

一保護者としては、夏期休業等を短縮してでも十分な授業時間数を確保して欲しいです。このままでは「G20大阪サミットで学力が更に低下した、天下の笑いもの」と言われかねません。

保育園も大変です。

先日のテレビニュースでは、咲洲地区にあるこすも保育園は各家庭に「可能な方は家庭保育をお願いします」とお願いしていました。

保育士の人繰りが非常に厳しいのに加え、給食等に必要な食材の運搬が困難なのも理由の一つでしょう。「給食なし、弁当持参」という保育所も少なくありません。

サミットの邪魔をするつもりはありません。無事に開催され、一定の成果を上げるのを願っています。

その一方、サミットの開催に協力を余儀なくされ、普段通りの生活を過ごせず、家計等に大きな影響を生じる家庭の存在を無視して欲しくはありません。