ベビーシッターに預けられた男児が死亡する事故を受け、厚生労働省が「ベビーシッターなどを利用するときの留意点」を公表しています。

ベビーシッターなどを利用するときの留意点
本年3月17日、ベビーシッターを名乗る男性の自宅から男児が遺体で発見されるという、大変痛ましい事件が発生しました。
このような事件が二度と繰り返されないようにするため、ベビーシッターなどを利用される場合には、以下の点にご留意いただきますようお願いします。

1.まずは情報収集を
保育料の安さや手軽に頼めるかという視点ではなく、信頼できるかどうかという視点で、ベビーシッター事業者の情報を収集しましょう。情報収集にあたっては、市町村の情報や公益社団法人全国保育サービス協会に加盟している会社のリスト (http://www.acsa.jp/htm/joining/list.htm#area08) などを活用しましょう。一時預かりが必要な場合やひとり親への様々な支援が必要な場合は、ベビーシッターの利用に限らず、市町村に相談しましょう。

2.事前に面接を
実際に子どもをベビーシッターに預ける前に、インターネットの情報だけを頼りにするのではなく、必ずベビーシッターと面会し、子どもを預かる方針や心構えなどについて質問して、信頼に足る人物かどうかを確認しましょう。また、子どもを預ける際には、必ず事前に面会したベビーシッター本人に直接子どもを預けるようにしましょう。

3.事業者名、氏名、住所、連絡先の確認を
実際に子どもをベビーシッターに預ける際には、事業者名、ベビーシッターの氏名、住所、連絡先を必ず確認しましょう。その際、ベビーシッターの身分証明書のコピーをもらうようにしましょう。

4.保育の場所の確認を
保育の場所が子どもの自宅以外である場合は、事前に見学して、子どもの保育に適切な場所かどうかを確認しましょう。

5.登録証の確認を
ベビーシッターが保育士や認定ベビーシッター(※)の資格を持っている場合は、保育士登録証や認定ベビーシッター資格登録証の提示を求めて確認しましょう。
※「認定ベビーシッター」とは、公益社団法人全国保育サービス協会が、ベビーシッターとして必要な専門知識及び技術を有すると認定した人です。詳しくは、全国保育サービス協会HPの資格認定制度のサイト( http://www.acsa.jp/htm/license )を参照してください。

6.保険の確認を
万が一の事故に備えて、保険に加入しているか確認しましょう。

7.預けている間もチェックを
子どもをベビーシッターに預けている間も、子どもの様子を電話やメールで確認するようにしましょう。

8.緊急時における対応を
預けている子どもの体調が急変するなどの緊急事態が生じた際に、ベビーシッターからすぐに連絡を受けることができるような体制を整えましょう。

9.子どもの様子の確認を
ベビーシッターから子どもの引き渡しを受ける際、どんなことをして遊んだのかといった保育の内容や預かっている間の子どもの様子について、ベビーシッターから報告を受けましょう。

10.不満や疑問は率直に
ベビーシッターに対する不満や疑問が生じた場合は、ベビーシッターを派遣した事業者等にすぐ相談しましょう。

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000040712.html

こうした留意点はベビーシッターのみではなく認可保育所、保育ママ、認可外保育施設や幼稚園等にも当てはまる点が少なくありません。
上記の留意点における「ベビーシッター」を他の施設等に読み替えてみて下さい。
大切なお子様を万が一の事件・事故に巻き込まれない様に、注意するに越した事はありません。
(あまりに頻繁な問い合わせは業務の支障になる場合もあるので、適当な間合いを見計らって下さい。)

事件・事故ではありませんが、新年度になって新たに保育所等へ入所した後しばらくは体調を崩す事が多いでしょう。
携帯電話に保育所の電話番号が表示される度に「あああ・・・・」と溜息をついた経験も少なくありません。
体調の急変は仕方ありません。
ただ、保育所からの連絡を受けられないと、お子さんや保育所に迷惑を掛けてしまいます。
新年度になってしばらくは保育所からの連絡が頻繁にあるものと捉え、確実に連絡を受けられる体制を構築するのがベターでしょう。