3月末での閉園・自己破産を打ち出していた「A.L.C.貝塚学院」(認可外幼稚園)が、一転して経営を継続する意向を表明しています。

説明会で閉園撤回も不安怒りの声

川崎市の認可外の幼稚園が突然施設を閉鎖した問題で、園側が29日午後、保護者に説明会を開き、市内の企業から経営支援を受けられることになったとして閉園を撤回し、4月以降も継続していくと説明しました。

一方、具体的な運営体制や支援を表明した企業からの詳しい説明がなかったことから、保護者からは不安や怒りの声が相次ぎました。

川崎市川崎区の認可外の幼稚園「A.L.C.貝塚学院」が、今月26日の夕方、突然保護者に閉園を通知し混乱が広がっている問題では、28日になって一転継続の可能性を示したことから、29日の説明会の内容が注目されていました。

川崎市内の会場には、保護者らおよそ450人が集まる中、園を運営する会社の幹部から、一連の騒動への謝罪がありました。

その上で、太陽光発電などを手がける川崎市の「サン」という企業から経営支援を受けられることになったとして、4月以降も園の事業を継続できる見通しになったと報告しました。

保護者からは「騒動を受け転園を決めたが本当に継続できるのか」とか、「教育理念が気に入り通わせていたがカリキュラムは今後も引き継がれるのか」といった声があがりました。

また29日の説明会では、4月以降の具体的な運営体制や、支援を表明した企業からの詳しい説明がなかったことから、保護者からは不安や怒りの声が相次ぎました。

園側は、今後も通園や入園を希望するかアンケートを配布していて、保護者は4月2日までに回答することになっています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20190329/1050005623.html

経営支援を表明したのは、川崎市に本社がある「株式会社サン」です。

代表取締役の織戸四郎の経歴は、Eightに掲載されています。

職歴
リボン少額短期保険株式会社
2017/08/17〜現在
代表取締役

株式会社ふるさと
2016/04/01〜2017/03/31
取締役

大相撲川崎場所実行委員会
2016/04/01〜期間未設定
勧進元

学歴
早稲田大学
2002/04〜2006/03
政治経済学部経済学科
学士

桐蔭学園高等学校
1999/04〜2002/03
普通科
高校卒業

https://8card.net/p/39602928264

同氏は大相撲川崎場所の勧進元を務めています。

「株式会社サン」で検索したところ、静岡県内で太陽光発電事業を申請した形跡が見つかりました。

同社の旧社名である「アール・アンド・アール株式会社」で検索すると、デイサービスの運営会社が見つかりました。

デイサービスふるさと(株式会社アール・アンド・アール) 代表取締役 織戸四郎様

細目なチェックと的確なアドバイスがあるので安心しておまかせしています。当社では、記帳は経理で行っていますが、ほぼ毎月のように来社してもらい、処理のチェックをしていただき、誤りがあれば訂正してもらいます。

面倒な固定資産の計上や減価償却費の計算は全ておまかせしています。また現在の売上、利益の状況の確認や税務アドバイスもしてもらえるので、毎年安心して決算、税務申告を済ませています。そのほか、会社の制度づくりにもアドバイスをいただき助かっています。

http://www.cpa-takada.jp/voice.html

ただ、デイサービスふるさとは2016年6月に長谷工グループ入りし、織戸氏は取締役に就任しています。

この度、株式会社ふるさとの全株式を株式会社長谷工シニアホールディングスが取得する契約の手続きが完了しました。これにより株式会社ふるさとは、正式に長谷工グループの一員となりましたのでお知らせいたします。(中略)

尚、代表取締役社長は浦田慶信、取締役副社長は野本久が務め、織戸四郎は取締役として留任いたします。

http://www.haseko-senior.co.jp/pdf/160601furusato.pdf

現在、同氏はリボン少額短期保険株式会社も営んでいるそうです。

会社名 リボン少額短期保険株式会社
代表取締役 織戸 四郎
登録番号 関東財務局長(少額短期保険)第77号
登録日 平成29年7月6日

https://ribon.com/company

地元川崎市に根ざした起業家と言える経歴です。ただ、調べた限り、幼児教育等に携わっていた経験は見つかりませんでした。

現時点では支援への本気度や資金力は見えてきません。

今後、詳細な支援計画等を表明できる、金融機関からの協力が得られるか、そして何人の園児が在籍するかがカギとなりそうです。