H29保育所等一斉入所結果分析、第6回は中央区を取り上げます。過去の分析記事は「検索:中央区 分析」からご覧下さい。

中央区は共働き世帯に人気の地域です。とは言え、細かく見ると地域差はあります。

最も人気があるのは東部地域(上町台地)でしょう。大通り沿いはビジネス街ですが、一歩入ると古い戸建てや大型マンションが建ち並んでいます。

一方、南部(旧南区)は少し毛色が異なります。心斎橋や島之内といった繁華街があり、子育て世帯向けの物件は決して多くありません。保育所等も少なめです

では、中央区で保育所等へ入所するには何点が必要だったのでしょうか。大阪市が公表しているデータから、独自に推計しました。


(更に詳しい情報は、大阪市子育て支援施設マップ(非公式)子育て支援施設データベース年齢・点数毎の個別結果集約新設施設情報からご覧下さい。)

6年保育の1-2歳児は加点必須

表を見て頂いたら分かるとおり、中央区で保育所へ1-2歳児で入所するには、何らかの加点が無ければ非常に厳しい結果となっています。点数に表すと「201点以上」です。

中央区は保育所等が少ない(整備率は市内最低水準)のに加え、経済力を有するフルタイム共働き世帯が多く、認可外保育施設等を利用している世帯が少なくない為でしょう。

一方、最低点が200点以下となっている施設もあります。これらは2歳児までの保育施設(一部の保育所や地域型保育)・旧南区・新設のいずれかに該当しています。6年保育を行う施設に希望が集中しています(他区でも同様)。

年齢に限らず、入所するのが非常に困難な保育所は東部地域に集中しています。あゆみ保育園(旧南区?)・ブライト保育園大阪谷町・あゆみ東保育園・南大江保育所・ゆめ中央保育園です。

これらは入所者平均点が概ね200点を超え、1-2歳児の最低点は201点以上となっています。更に南大江保育所は0歳児最低点が201点となっています。きょうだい在籍者で埋まったのではないでしょうか(公立保育所がこれで良いのでしょうか?)。

なお、平成30年度は東部地域で保育所等が開所する予定はありません。平成29年度一斉入所で数多くの施設が開所した反動が、一気に生じる恐れが強いです。

2歳児までの保育施設も検討を

反面、こうした保育所を外せば入所できる確率はぐっと上がります。点数に自信が無くても入所できた方は少なくありません。

H29一斉入所では、「200点・1歳児で確実に入所する為、2歳児までの○○保育園を第1希望として内定した」と言う方がいました。

気掛かりなのは卒園後の転所先です。卒園児に開所する新設施設や3歳児募集数が多い施設を中心に検討する事になるでしょう。

リクエストは問い合わせ・コメントからお寄せ下さい

次回以降は浪速区・阿倍野区を掲載していく予定です。「○○区の情報を早く知りたい」「○○地区・○○保育所について詳しく」といったリクエストがあれば、問い合わせやコメント欄からお寄せ下さい。

今年からはサイト上に掲載する分析内容を若干抑え、代わりに問い合わせに対する返事を充実させる予定です。

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