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捜査の過程で保育実態が明らかになりつつあります。
・7月下旬(ちょうど今から1年前)という暑い季節にも関わらず当時は冷房が付けられていなかった。
・提携先として記載していた嘱託医とは何ら契約を結んでいなかった。
・亡くなった当時の食事の内容や保育時の様子、体温などを記載した保育ノートが破られていた。

■ 乳児死亡の保育施設、「嘱託医との提携」うそか

栃木県宇都宮市の認可外保育施設で、発熱した生後9か月の女の子を放置し、死亡させたとして当時の施設長らが逮捕された事件で、この施設が提携先としていた病院とは実際には契約をしていなかったことが、新たにわかりました。

この事件は、去年7月、宇都宮市の認可外保育施設「といず」で、生後9か月の山口愛美利ちゃんが高熱などの症状があったにもかかわらず、医師の診療を受けさせずに放置し、死亡させたとして、当時の施設長・木村久美子容疑者(58)ら親子3人が逮捕されたものです。

施設のパンフレットには「嘱託医を完備」「急な病気にも敏速な対応が可能」と記載されていましたが、その後の警察などへの取材で、施設側が提携先としていた宇都宮市内の病院とは、実際には契約をしていなかったことがわかりました。

「『おたくが嘱託医になってますよ』と(警察から)言われました。いち保護者としての面識はありますが、医療者として診察してお会いしたとか、そういった仕事の場でお会いしたことは全くありません」(提携先とされた病院の院長)

院長は「この施設に子どもを預けたことはあるが、嘱託医を依頼されたことはない」といいます。さらに、愛美利ちゃんの死因は熱中症でしたが、事件当日、警察が駆けつけた際、保育室では冷房が使われていなかったことが新たにわかりました。

Q.冷房は?
「ケチでつけないんです。窓を開けちゃう。あそこで冷房を使ったというのはあまり見たことがないです」(元関係者)

取り調べに対し、木村容疑者らは容疑を否認していますが、警察は、冷房などで室温の管理を適切に行わなかった結果、愛美利ちゃんが死亡した可能性もあるとみて、当時の状況などを詳しく調べています。(25日17:19)
http://www.mbs.jp/news/jnn_2548273_zen.shtml

事件当日は本当に暑い日でした。
当日(亡くなった前日の25日)の宇都宮市の気象データによると、最高気温は33.4度(16時)という極めて暑い日でした。
朝10時前には気温が30度を超え、20時にようやく30度を下回りました。
常識ある保育施設であれば、朝から夜までずっとエアコンを付けっぱなしにする気温です。

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(7/31修正)
7月26日の気象データを掲載していましたが、25日に修正します。
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保育所や利用された方ならご存じだと思いますが、こうした施設は決して広くはない部屋に多くの乳幼児や職員が集っており、一般的な部屋より人口密度は遙かに高くなります。
また、成人や幼児と比較して乳児は体温調節機能が発達しておらず、自分で寒暖を訴える事もできません。

こうした状況から、事件当時の屋内気温は40度近くに達していたのではないでしょうか。
成人ですら耐えられるか心配になるほどの気温です。
経営者自身も我慢できないほどの気温であり、施設内にいたのであれば冷房を使っていたかもしれません。
仮に冷房を使っていないのであれば大半の乳幼児は泣き叫ぶかぐったりし、数少ない職員が右往左往していたと推測されます。
ぐったりしても誰も気づかない、深く眠っていると誤認された乳児がいても決して不思議ではありません。

亡くなった女児以外にも体調に異変を生じた乳幼児は大勢いたと考えられます。
そのまま医療機関へ向かった保護者もいたでしょう。
当日、といず周辺の医療機関を受診した利用者の診察記録に「熱中症の疑いあり」と書かれたケースが少なくないと推測されます。

こうした状況を隠蔽するためか、当時の保育記録ノートが破棄されていました

女児放置死、保育記録破られる 宇都宮市の認可外保育施設

宇都宮市の認可外保育施設「といず」で昨年7月、生後9カ月の山口愛美利ちゃんが死亡し、保護責任者遺棄致死の疑いで当時の施設経営者ら3人が逮捕された事件で、愛美利ちゃんが亡くなった当時の保育記録ノートのページが破られていたことが24日、捜査関係者への取材で分かった。

栃木県警は当時の施設経営者木村久美子容疑者(58)らが証拠隠滅を図ったとみて調べている。

捜査関係者によると、保育記録は保護者が子どもを預けたり迎えたりする際に施設と交換するノートで、施設側は食事の内容や保育時の様子、体温などを記載していた。
http://www.47news.jp/CN/201507/CN2015072401001932.html

何が書かれていたのか、逆に何も書かれていなかったかもしれません。

悲惨な保育実態が明らかとなり、余罪も次々と明らかになるでしょう。
こうした保育施設であっても継続して保育を行っていたので、宇都宮市の対応に極めて大きな問題がありそうです。
亡くなった女児の保護者も問題視しており、この点について情報提供を求めています。

トイズと市の保育課は癒着していたといううわさがあります。
元保育課職員の方、現職員の方、この点についての情報提供をよろしくお願いします。
http://ameblo.jp/hiro2014726/entry-11924799320.html

気になる情報をお持ちの方がおられましたが、ぜひお願いします。