2026年度新設保育所紹介、第3回は「博愛社クローバー保育園(淀川区)」です。

なお、大阪市内で2026年4月以降に新設開所する保育所等が発表されましたに一覧表を掲載しています。ご参照下さい。

ストリートビュー・基本データ・周辺環境

基本データ
仮称博愛社クローバー保育園
住所大阪市淀川区田川2-1-54付近
開所予定日2026年4月1日
予定定員70名
設置・運営法人(社福)博愛社
ホームページhttps://www.hakuaisha-welfare.net/kodomoen/

博愛社クローバー保育園は大阪市淀川区田川2-1-54付近に設置されます。早い時期から建設工事に着手しており、早くも躯体は概ね完成しています。園舎というよりオフィスビルや工場に見えたほどの、存在感がある園舎です。

既に内装や外装工事に着手している様子です。来春開所予定に対して、早すぎるぐらいの進捗状況です。万全の体制で来年4月を迎えたいのでしょう。

園児募集に描かれているイラストによると、園舎は4階建て(+屋上)です。ベランダや屋上には木々や花々が植えられ、各階には広い保育室が設けられそうです。地上園庭が設置される様には見えませんが、屋上園庭や屋内遊戯室等を設けるのではないでしょうか。

新設園舎内部の様子は母体園となる博愛社こども園のウェブページが参考となります。2019年に新築されたばかりの新しい園舎です。同じ運営法人である以上、同一のコンセプトで内装等も行うと考えられます。見学会等も同園で行いました。

子育て家庭の視点としては、建設現場に「園児募集のお知らせ」が貼り付けられていると目に止まります。新しい保育園の存在が頭の中に残ります。

このポスターには募集人数・申込方法・説明会の予定・年齢毎の募集予定数・ホームページの案内(QRコード)等も記されており、保育所等の入所を考えている保護者に必要な情報が網羅されています。非常に良く出来ています。既設園での園児募集にも利用出来るほどの構成です。

アナログかもしれませんが、こうした情報を保育所等の外部に掲示しておくのは重要です。スマホ等に表示される情報は頭に残りにくいですが、街角で見掛けた印象的なポスターは記憶に残ります。加えて、ついついスマホで写真を撮影してしまいます。

設置予定地の斜め向かいには大阪市立田川小学校があります。子育て世帯にとって、保育所等と小学校が近接した場所にあるのは非常に有り難いです。小学校の「いきいき」と保育所へのお迎えが一度で済みます。

外遊びする場所にも恵まれています。同園から東へ約200メートルほど離れた場所には、田川中公園があります。ガードレールが設置された歩道を歩いて辿り着けるので、行き来も安心です。

良い事ずくめばかりではありません。この地域は大型車両の交通量が多いです。同園の裏手には東証プライム上場企業たる(株)ダイヘンの本社や十三事業所があります。周辺道路は概ね歩道が整備されていますが、交差点を渡る際等は細心の注意が必要です。

最寄駅は阪急十三駅です。やや離れているものの、徒歩15分ほどで辿り着きます。18分ほど歩けばJR塚本駅も利用出来ます。梅田への利便性は抜群な場所です。

運営法人・設置予定地域の保育事情

博愛社クローバー保育園を設置・運営するは(社福)博愛社です。本部は大阪市淀川区にあります。新設園から歩いて10分ほどの場所にあります。保育施設の他、特別支援施設・児童養護施設・特別養護老人ホーム等を運営しています。

本部と同じ場所には母体園となる博愛社こども園があります。主立った職員は母体園から新設園へ異動し、両園は同じ保育方針の下で運営されます。一部の行事は合同で実施する事もあるでしょう。

淀川区は保育所等が著しく不足している地域の一つです。ただ、再開発が行われている北東部(新高・三国・宮原地域)は保育所等への入所が困難ですが、南部は若干の余裕があります。

中間発表時点では同園の第1希望数は募集数を下回りました。


https://www.city.osaka.lg.jp/yodogawa/cmsfiles/contents/0000663/663556/moushikomi-joukyou_20251028.pdf

周辺他園の中には募集数を大幅に上回る第1希望がある保育所等もある事から、同園を第2希望以下で記した方は少なくないと考えられます。

近隣に法人本部や母体園がある事から、当初から滞りない運営が行われるでしょう。