大阪府内でインフルエンザが急激に広がっています。定点あたりの報告数が注意報レベルの「10」を越えました。
インフルエンザが大阪府で注意報レベル。ご注意を!
更新日:2025年11月6日2025年第44週に大阪府におけるインフルエンザの定点あたり報告数が13.33と第43週の5.68から増加し、注意報レベル基準値の目安である10を上回りました。ブロックごとの定点あたり報告数は、豊能11.06、三島11.81、北河内14.53、中河内10.79、南河内22.70、堺市14.08、泉州14.27、大阪市北部10.70、大阪市西部18.00、大阪市南部11.54と、11ブロック中10ブロックで10を超えています。
また、全国においては、第43週の定点あたり報告数は6.29となっています。(以下省略)https://www.iph.pref.osaka.jp/040/chuikanki/20251105172825.html
子供達の間でも感染が急拡大しています。ここ数日の間に、子供がお世話になっている学校から「学級閉鎖のお知らせ」という連絡がありました。
以前に学校の先生に学級閉鎖の判断基準を訊ねたところ、「クラスで概ね4分の1の児童生徒が休んだら学級閉鎖と検討し、校長教頭や市教委の判断で決定する。2クラス以上が学級閉鎖となったら学年閉鎖、2学年以上が学年閉鎖となったら学校閉鎖となる。」との返事がありました(現在の基準は異なるかもしれません)。
学級閉鎖になる心当たりはあります。直前に学年を越えた子供達が一同に集う学校行事が行われていました。行事前には何度も集まって練習等をし、本番では密集した場所で大きな声を出す場面もありました。行事の練習や本番を経て、感染が劇的に広がったのではないかと感じました。
一方、お世話になっている保育園ではまだ広がっていません。感染者は殆どいません(皆無ではない)。現時点ではクラス内で広がる気配はないそうですが、これから急激に広がるかもしれません。
インフルエンザの感染予防は、手洗い・うがい・換気・マスクの着用・ワクチンの接種・体調不良時は早めに休む等、きわめて単純です。しかしながら大人はともかく、子供にこうした対策を行わせるのは決して容易ではありません。
数年前のコロナ禍では強い社会的圧力があり、子供にも強く指導等が出来ました。しかし、現在は全く状況が異なり、子供が「いや」と拒否したらそれまでです。学校からの指導にも期待できません。関係者からは「子供に感染対策を指導すると、一部の保護者から違った見解(=クレーム)が寄せられる」という小言も聞きました。
今年の大阪は万博が開催され、例年より社会的な活動が活発となっています。外国人観光客も目に見えて増えており、特に道頓堀周辺は子供と一緒に歩くのが怖いほどでした。こうした社会情勢の変化が、インフルエンザの早期拡大の一因となったと考えられています。
感染拡大は未だ初期段階と考えられます。感染しない為にも、十分な感染対策を心がけて下さい。
我が家は全員がインフルエンザ予防接種を終えました。皆様もお気をつけ下さい。

