勤務していた保育園で6歳の女の子にわいせつな行為を行ったとして、21歳の男性保育士が逮捕されました。

 兵庫県加古川市の認可保育所で、通っている6歳の女の子にわいせつな行為をしたとして保育士の男が逮捕されました。

 不同意わいせつの疑いで逮捕されたのは、大阪市北区の保育士・橋爪竣平容疑者(21)です。

 警察によりますと、橋爪容疑者は今年8月15日ごろ、勤務する兵庫県加古川市の認可保育所で、園児の6歳の女の子の下半身を触るわいせつな行為をした疑いが持たれています。

 被害を受けた日の夜、女の子が母親に「昼寝をしていたら体を触られた」と申告したことで事件が発覚し、母親らが警察に被害届を出していました。

 警察の調べに対し、橋爪容疑者は「仕事の悩みなどでイライラして園児の体を触ってしまいました」と容疑を認めているということで、警察は事件の経緯を調べています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/cb0d1bd3fad2cc2593fe2ea4be1a94021ca18d07

6歳の女の子ともなると、保育所で起きた様々な事柄を家庭で話してくれます。個人差はありますが、午睡でも寝られない子も増えます。男性保育士から触られたと明確に認識し、保護者や保育所も女児の言葉を信じました。

被害日時が特徴的です。8月15日はお盆です。保育所を利用する園児は極めて少なく、出勤する保育士も最小限となります。

我が家がお世話になっている保育園では、お盆真っ只中のような超閑散期は保育士3-4人で回しています。事件が起きた加古川市の保育所も同様だったと考えられます。

どの職場でも同じですが、子育て世帯はお盆の出勤を極力避けたいと考えます。保育士も同じです。真っ先に勤務シフトの入るのは単身者です。21歳男性は殆どが独身です。お盆中は毎日の様に出勤していても不思議ではありません。

こうした期間は数少ない保育士で保育を行います。複数の保育士が一緒に業務を行うのではなく、個々の保育士で業務を行う時間が増えるでしょう。すなわち1人になる時間が増えます。

普段は他の保育士や大勢の園児の目があるので、女児に触りたくなっても機会を得にくいです。しかし、お盆はこうした目が少ないです。言葉は悪いですが、触るチャンスに恵まれた期間でした。

一方で「おやっ」と思う部分もあります。まずは勤務地と居住地の関係です。

容疑者の住所は大阪市北区です。別ニュースによると、JR大阪駅の徒歩圏に住んでいます。ここから兵庫県加古川市は相当の距離があります。

JR大阪駅からJR加古川駅へ新快速で52分も掛かります。移動距離は72.2kmです。一般的な保育士の通勤範囲からは大きく外れます。事件当時からこの距離を通勤するのは不自然に感じました。一般的には大阪市内や近隣地域の保育所等への就職・勤務を選択します。

容疑者は動機として「仕事の悩みなどでイライラして園児の体を触ってしまいました」と話しているそうです。「仕事の悩み」に遠距離通勤が含まれているのかもしれません。

だからといって、午睡している園児の身体に触れる行為は何ら許容できません。今度は子供と接する業務に従事するのが著しく困難となります。今年12月からは子供に関係する業務に従事する者の性犯罪歴を確認する「日本版DBS」が始まります。

「日本版DBS」うその申告で内定取り消しなどガイドライン素案
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250701/k10014848991000.html