大阪市では令和6年(2024年)9月分より第2子保育料が無償化されます。
第1子が卒園するまで保育料を支払い続けていた世代としては、未だに信じられない程です。当時は保育所等も今より大幅に少ない時代でした。時代が大きく変わりました。
注意が必要な点があります。第2子保育料が無償化されるのは、あくまで令和6年(2024年)9月分保育料からです。8月分までの保育料は有償です。
保育料の発生月と引落月が異なるので、9月以降も保育料の口座引落は続きます。
大阪市が保育料を直接徴収している公立・私立保育所の場合、8月分の保育料が引き落とされるのは10月28日です。これが最終の保育料引き落とし日となります。
支払いの適用時期について
● 保育所へご入所中で制度改正により無償となる方であっても、令和6年8月分保育料【10月28日(月)納期限】まではお支払いが必要です。令和6年9月分保育料【11月お支払い分】から無償となります。● 認定こども園・地域型保育事業をご利用中の場合のお支払い時期については各施設へお尋ねください。
恐らくは9月末に「保育料が無償化されたのに、何故か保育料が引き落とされている」といった多くの問い合わせが区役所等へ寄せられるでしょう。通帳には「大阪市○月分保育料」と記帳される筈です。「○月分」かをしっかりと確認して下さい。
なお、認定こども園や地域型保育事業は各施設が保育料を直接請求しています。保育料の発生月と引落日との関係は施設によってまちまちです。最終となる8月分の保育料はいつ引き落とされるかは、各施設へご確認下さい。プリント等を配布し、最終の引落日を周知する施設が多いと思います。
認可外保育施設や企業主導型保育は第2子保育料無償化の対象外です。更に保育所等への入所を希望する傾向が強くなるでしょう。認可外等から認可施設へ転換する動きも加速しそうです。
同様に令和6年9月からは3~5歳児の副食費の計算方法も変更されます。
8月までは「小学校就学前で保育施設等を利用している子どもについて、年長順で3人目以降の子どもは副食費(おかず代)が免除されます。」となっています。9月からは「生計を一にするきょうだい等について、年長順で3人目以降の子どもは副食費(おかず代)が免除されます。」となります。
0-2歳児保育料と同じ様に、「第2子」のカウント方法が「小学校就学前」から「生計を一にするきょうだい等」へと変わる為です。
そもそも従来の「第2子」の定義が歪なものでした。年の差が近いきょうだいがいると「第2子」となるのに、離れたきょうだいだと「第2子」とならないのは道理が通らない話です。
大阪市が「第2子」の定義を「生計を一にするきょうだい」へと広げるのは自然な考え方です。他の自治体へも波及するでしょう。