長かった夏が終わったと思いきや、早くも晩秋の様な涼しさがやってきました。気温の急変に身体が追いつかず、家族全員の体調がイマイチです。
とは言え、子供と一緒に気軽に散歩へ出かけられる季節は有り難いです。一緒にお出掛けする機会が急増しています。
真夏の間は遊びに行けなかった公園へ、毎週の様に遊びに行っています。近所の児童公園や少し離れた場所にある大型公園等、週替わりで足を運んでいます。
その最中にどうしても無視できない問題に気付きました。「公園を覆うかの様に生い茂る雑草」です。子供が頻繁に駆け回る遊具の周囲や遊具間の走路を除いて、公園が雑草で覆い尽くされているのです。
公園の一角に雑草が茂っているならば一歩譲って理解できます。しかし、目の当たりにしたのは、そうした生やさしいレベルではありませんでした。公園が自然に還りつつある光景でした。
特に酷かったのは未就学児用遊具の周囲です。遊具から数十センチ離れた地点でも、雑草が子供の膝から腰付近まで伸びていました。子供を遊ばせにくく感じました。子供が敬遠し、ますます雑草が生い茂っているのでしょう。
こうした状況に至った理由は幾つも思い当たります。真っ先に思い浮かんだのは、除草回数の削減です。大阪市内の公園の除草は主に「公園愛護会」が担っているそうです。
公園愛護会は公園の近隣住民で組織されたボランティア団体で、本市の公園管理にご協力をいただき主に公園の美化、保全に関する活動や公園愛護精神の普及、啓発に関する活動に携わっていただいています。
https://www.city.osaka.lg.jp/kensetsu/page/0000009718.html
予算不足、猛暑、人手不足等により、除草等の管理を行う頻度が激減したのではないか、と感じました。
中には大阪市公園事務所の職員が除草するケースもあるそうです。が、そうした除草が行われた気配はありません。手つかずのままです。
夏の猛暑で子供が遊ぶ機会が激減したのも一因でしょう。この公園は近隣の保育所等が園庭代わりに利用しています。実際に園児が遊んでいるのであれば、保育所等から公園事務所や公園愛護会へ「除草のお願い」が行われる筈です。
が、今年の7月~9月の暑さは異常でした。日中に外遊びできる環境ではありませんでした。園児が遊ばなければ、保育所等は除草を依頼するのを躊躇います。
大阪市や市長の意識は、万博等のビッグプロジェクトに向かいがちです。全てにおいて大阪・関西万博が最優先され、それ以外は二の次にされているのでないかと危惧しています。
大阪市内で子育てしている世帯の多くは、日々利用する子育て環境を重視しています。保育所等や学校の整備、十分な職員配置と待遇、そして子供が遊びやすい場所を望んでいます。
子供が遊ぶ公園の除草すらできない自治体・地域は情けないです。
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