関東方面からは小児科に受診希望者が殺到し、あっという間に予約枠が埋まってしまう現象が頻発していると聞きます。コロナ・インフル・その他の感染症が保育所や学校等を通じて子供の間に広がり、大流行している様子です。

実は大阪ではコロナ感染は余り聞きません。5類移行に伴って感染対策を引き下げた、お世話になっている保育所でも聞きません。あくまで私の推測ですが、コロナ第8波までに大半の児童・保護者・保育士が感染し、一定の免疫を有しているからだと感じています。

こうした現象は他の保育所等にも当てはまるかもしれません。それだけ大阪市におけるコロナ感染が酷かったのです。主要都市で最悪の感染率・死亡率でした。

反対にそれ以外の感染症は大流行しています。保育所等ではここ数年は感染が抑制されていたのに加え、学校ではノーマスクで登校する児童生徒が増えています。マスクを着用していない保育士や教職員も増えました。

大阪市内の感染状況を外観的に把握するには、感染症情報マップが便利です。

大阪市内の全地域の保育所等や学校にて、様々な感染症が観測されています。特にヘルパンギーナやRSウイルスが数多く発生しています。

近所の小児科でもこうした症状が次々と確認されていると聞きます。あたかも感染症のるつぼ状態です。

小学校や中学校へ通う子供には、今も引き続いてマスクを着用させています。子供から聞く限り、小中学校のマスク着用率は概ね7割~8割程度だそうです。徐々に低下していますが、それでも大半の子供はマスクを着用しています。

心配なのは教職員です。特に中学校の先生は殆どマスクをしていないそうです。理由は分かりませんが複数の先生が体調を崩して休み、授業がなくなる(自習)事が頻発しているそうです。

保護者目線では、「ノーマスクで子供の笑顔を」よりも「健康な生活・学業の継続」が一番です。体調を崩さずに登校・登園し続け、学業・行事やお友達とのコミュニケーションを楽しんで欲しいです。